ふりそそぐ太陽と大地の恵み
〜南仏ワインの概要〜
アルプス山脈の雪解け水を地中海まで運ぶローヌ河。この河沿いに約200キロにわたって広がるコート・デュ・ローヌのブドウ畑。ローヌ河河口のマルセイユからコート・ダジュールのニースまで海岸沿いの丘陵地に海岸を望むプロヴァンスのブドウ畑。そして、イタリア国境に近い、地中海にうかぶ島コルシカ島=コルナス。 ローヌ河沿いとプロヴァンス内陸は、夏の強い日差しに加え、アルプスの冷たい空気と地中海の温暖な気候との温度差が引き起こす、“ミストラル”と呼ばれる突風により、一時的な冷涼がもたらされます。冬場と春先にはこの突風が畑仕事の天敵となりますが、こうした気候によって、良好な酸を備えたワインが生れます。一方、地中海沿岸とコルシカ島は、地中海性気候(年間雨量300ミリ程度)により照りつける強烈な日差しがブドウを過熟させます。この土地では、暑い気候に対応できるブドウが必要とされます。また、温暖な気候のため大量のブドウが過剰に収穫されることから、地酒的なワインが多いのもこの地方の特徴です。
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コート・デュ・ローヌ |
ヴィエンヌからヴァランスまでがローヌ北部、ヴァランスからアヴィニヨンまでがローヌ南部に区分されます。ローヌ北部は準大陸性気候で、ローヌ南部が地中海性気候。ローヌ全域の栽培面積は約72,000haですが、このうち北部が1,500haで、南部が大部分を占めていることがわかります。
ローヌ北部
ローヌ河上流からコート・ロティ、コンドリュー、シャトー・グリエ、サン・ジョセフ、エルミタージュ、クローズ・エルミタージュ、コルナス、サン・ペレイと原産地があります。品種は1〜2品種から造られ、赤はシラー、白はヴィオニエまたはルーサンヌ、マルサンヌです。 |