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| 【プリムールってなぁに?】 プリムールとは、一言でいえばワインの先物買いのことで、樽詰め直後のワインを買い付けるもの。醸造、育成を経て出荷されるまで約2年もの期間を要するボルドーワインは、ことばを置き換えれば生産から販売まで2年かかることになります。せっかくつくったワインが2年間も売られないわけですから、翌年の葡萄生産、ワイン醸造をしようにも生産者には利益が届きません。そのため、こうした資金調達を先に確保し、円滑な生産体制を整備するために取り入れられたワイン販売の手法が、この「プリムール」です。 プリムールにおけるワインの価格設定は、当然まだ若いワインに付けられるもの。生産者や評論家などが樽詰め時点でのワインを試飲し、その将来への可能性や変化の方向性を見極めたうえで価格が付けられます。ワインは生き物ですから、2年後の壜詰め時に当初付けた見当よりも美味しいワインに仕上がっているものもあれば、下降してしまうワインもあります。プリムール購入者にとって、ワインの価格だけで考えれば、前者の場合は「得」をし、後者の場合は「損」をするわけです。 2年の間に評価の上下にかかわらず、ワインが市場に出るまでには、出荷から店頭に並ぶまでに、流通に介入する業者などへのマージンが付加されます。当然店頭に並ぶ価格は、出荷時の価格を上回ることになります。樽熟成の間に評価が上昇したケースを想定すると、ワインはそれでこそ価格が上がってしまうのに、流通の価格まで加味されると…2年前の一番最初に付けられたプリムール価格を大きく上回ります。一方、2年間で評価が下がったワインは、中間マージンを加味しても、プリムール価格を下回る場合もあります。まるで株価の変動のようです。 ワインは愉しんで飲む物。買い付けたワインの価格が上がるか、下がるかを憂う材料ではありません。 とはいえ、買ったワインの価格が下がればやっぱり残念、上がれば得した気分。愛好家ならずともそれが心情でしょう。 それでは、各年のボルドープリムールの傾向と対策について、管理人的に掘り下げて紹介します。 |