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2004.11
日付 2004.11.28  
銘柄 モントレーヴィンヤード
シャルドネ 99
産地 カリフォルニア
購入価格 USJの土産
評価 17.0 (83)
感想  華やかでまったりとしたバターや煎りナッツの香りとグレー
プフルーツがスワリングでやさしく広がる。なんという素敵な
香り!アーモンドのようなコク脂系の旨みと、これにあわせ
るかのように中レヴェルのすっきりした酸がよくマッチしてい
る。辛口を感じさせない、優しい熟しはじめのメロンのような甘さもあって飲みやすいワインだ。
 すこし時間をおくとやさしいミネラルのほそ苦さも感じるようになる。
 2時間ほど置くとメロンやトロピカルフルーツの味がはっきりと感じられるようになった。
 シーザーサラダ、鶏肉の香草焼レモン風味、チーズとあわせたが、どれもすばらしいマリアージュを見せてくれる。どの食材とでも、
出すぎずに美味さを主張できるシャルドネの背丈がすばらし
い。


日付 2004.11.23  
銘柄 ドンメルチョ 97
産地 チリ
購入価格 やまや4,980円
評価 15.5 (79)
感想  少し重い赤が飲みたくてドンメルチョをチョイス。チリワイン
と侮ること無かれ。このワインはボルドーの格付けシャトーと
同等の重厚さを持つワインなのです。今年6月に飲んだとき
に実証済み。
 ほのかに感じる青臭さは相変わらず。メンソールも少々。スパイシーなタンニンはややざらついているがこなれてきており、コクがある。が、やや青臭さもあり、セリのような苦みも感じる。酸は重く高い。合わせた干しイチジクは、甘さの少ないドンメルチョに奥行きを与えてくれている。1時間のデキャントでワイン自身に甘さが見え始めた。青さと甘さがぶつかりあう感もある。変化を好まず、質実剛健の
無骨さを好む人にはもっと美味しく感じるのだろう。


日付 2004.11.21  
銘柄 ボージョレ・プリムール04
産地 ブルゴーニュ・フィリップパカレ
購入価格 湘南ワインセラー 3,300円
評価 15.0 (78)
感想  話題沸騰のパカレ。”ビオディナミ”の造り手として一世を風
靡しているといっても過言ではないパカレ。以前飲んだポマ
ールが私の初パカレだった。土の香りと乳酸香に美味しさを
感じたが、パカレって本当に美味しいの?自分の舌で再び
確かめなくては(^^)
 意外にも香りは殆ど感じない。淡い赤紫。最初に土の味が広がり、続いて土の出汁(表現苦しい)のようなコクが。20分ほどたつと、パカレ特有の紫蘇梅風味が表れる。このへんから乳酸香がしてきた。40分ほどで今度は梅紫蘇に(梅が先
です)。梅を出汁にといたような味。下の上に残るかすかなタ
ンニンも、梅を含んでいる。品種をあまり想像させない味で、
ポマールもボージョレも同じ味に感じてしまった。ビオとして
飲むには説得力は十分にある。ボージョレらしさとしては正
直計りかねる。ルイジャドのプリムールよりも、自己主張が
あるのは確か。
 2時間後にはようやく葡萄の上澄みや枯葉、土の香りが漂
ってきた。出汁がより強くなり、しょっぱさも感じるように。良
い意味でも悪い意味でもこの液体がワインであることを忘れ
そうな次元の味、好みははっきり分かれるだろう。4時間後
でようやく味がこなれて甘さが出てきた。臭みがなく素朴で
好感の持てる味だ。
 


日付 2004.11.18  
銘柄 ボージョレヴィラージュプリムール
04ルイジャド
産地 ブルゴーニュ
購入価格 トップ 2,647円
評価 14.0 (77)
感想  本日ヌーヴォー解禁。トップを飾るのはルイジャド。 最初
に香るガメイを過ぎれば、そこには透き通ったたくさんの花
の香りが。熟す前の青い果実味ながら苦みはない。喉を通
り過ぎたあとにかすかに、ほんのかすかにタンニンが。酸味
はほんの少し。のっぽでもふとっちょでもない、贅肉のない、
酒躯。花や果実のまっすぐでタイト・単一的な味で、美味い
云々よりも、何も考えずに飲める、癖のないワイン。
 ”甘みや酸味を想像して果実をかじったら、ほとんど味が無
かった”そんな印象。ワインのインパクトはやはり香りにある
。新酒とはかくなるものか。美味しくないわけではないので
誤解のなきよう。


日付 2004.11.15 
銘柄 CH.ボーセジュールベコ 98
産地 サンテミリオン
購入価格 エノテカ 6,300円
評価 16.0 (82)
感想  華やかなスミレの香りとメンソール。強いアルコールの香り
もムンムン。香りのインパクトは抜群。タンニンは程よく溶け
込んでいるようで、飲み口にタンニンは感じない。口に含んで
複雑なコクを感じる。甘さはほんの少々。
 酸はやや強めだが突出せずに、果実実のあとを一生懸命
追いかけている印象。きめ細かいがはっきりと感じる樽がや
や口に残る。時間を置くと樽よりも果実が勝ってきて抜栓時
よりも美味くなってくる。
 今年の4月に飲んだときよりも良い印象。時間を置くことで
このワインは真価を発揮する。いまあけるならデキャンター
ジュがお薦めです。


日付 2004.11.9 
銘柄 ロバートモンダヴィ
プライヴェートセレクション
カベルネソーヴィニョン 01
産地 カリフォルニア
購入価格 エノテカ 2,980円
評価 17.5+ (84)
感想  煮詰めたプルーンの香り、そして煮詰めたプルーンの甘さ
。やや丁子やシナモンが香るものの、旨みのその要素は超
凝縮したカベルネに尽きる。甘さだけをとらえれば、ムートン
やラトゥールと肩を並べ、口に含んだ直後の味わいや美味さ
の分かりやすさでは一歩リードしている。 まるでプルーンを
食べているような甘さがぐぐっと喉に来る。
 余韻に残る漢方のような苦みはカリフォルニアのカベルネ
の特徴なのだろうか。複雑さも兼ね備えている。酸はほとん
ど無いに等しい。酸が無いのにバランスが崩れた印象が無
いのは、やはり特筆すべき甘さが大きくワインを容づくいって
いるからのように感じる。
 ゆっくりと流れ落ちるワインの脚はその粘度をあらわし、濃
いのに黒くなく、むしろ赤いワインは華麗な容姿にまで恵ま
れているかのよう。
 これも非情にリーズナブルなワイン。いや、価格破壊的味
のワイン。


日付 2004.11.7 
銘柄 CH.デグイユ 01
産地 コート ド カスティヨン
購入価格 エノテカ 3,500円
評価 16.5+ (84)
感想  ネイペルグ伯爵がコートドカスティヨンで造るワイン。黒い
ダイヤとまで言われるラ・モンドットの弟分。この価格ながら
樹齢30年以上の古木から造られるワイン。
 よく黒いと言われるネイペルグワイン。以前飲んだクロ・ド・
ロラロワールも黒かったが、デグイユもまた黒さを踏襲して
いる。濃い紫から黒といったところ。
 黒砂糖のような香りと黒い果実の香りは鮮明で鼻にツンと
くるくらいに能動的。ミネラルを強く感じる液体は果実味も乗
っていてかなりゴージャス。甘さも十分でオーケストラのよう
に重奏的に味覚に訴えてくるものがある。ボリューム感もあ
り、余韻も長く、葡萄の品質の良さがうかがえる。
 美味さ十分でコストパフォーマンスが高い。この価格帯で
は横綱級。


日付 2004.11.3 
銘柄 CH.ランシュバージュ 95
産地 ポイヤック
購入価格 東急百貨店 12,800円
評価 17.0 (86)
感想 ジャン・ミシェル・カーズ家が所有する格付け第5級ながらそ
の品質で有名なランシュバージュの95年物も、いつのまにか
もう十年選手の領域。フレンチパラドックスで唸りをあげた高
騰ボルドーまっさかりのヴィンテージでした。

そんな世相をよそに、このワイン、いい熟成をしています。
濃い紫でエッジはほんのり薄みがかってきている程度。まだ
まだこれからの色合い。スパイシーな香りと溢れるブルーベ
リーのような新鮮な果実を思わせるブーケが漂う。このワイ
ン、本当にいいですね〜(^^)

濃い味わいでもねっとりしすぎていない舌触りで、タンニンは
多くは感じないがズシリと厚みと重さを感じる。フルボディ。
バケットとチーズではワインが完全に勝ってしまった。大袈
裟でなく、以前にシャンベルタンを飲んだ時のようなスケー
ルの大きさを感じた。


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