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2004.6
日付 2004.6.26
銘柄 CH.トロタノワ 95
産地 ポムロール
購入価格 エノテカ 16800円
評価  17.0 (89)
感想  一口含んで思わず口が窄む。どぎついタンニンが容赦な
い。10年選手というのに老獪さは微塵もない、ばりばり現
役選手のトロタノワ95。
 色は味わいに比べて意外に明るいルビー。黒さはない。
縁はまだしっかり紫。まだ古酒というには早いヴィンテージ
だが、それにしてもまだまだ閉じているとは・・・伸びやかで
まだ若さを感じる酸とこの硬さから想像するに、熟成した後
の将来像がとても楽しみ。ポムロールのレヴェルの高さを再
認識させられる1本。
 
昼食のビーフシチューとあわせました。ボトル半分はまた
後ほどいただきます。

 
6時間たったトロタノワは、未だ無骨。甘さ(コク)の欠けた
ビーフシチューのような味気なさも感じる。時間をかけてよく
なった印象はない。夕飯はしゃぶしゃぶだがうまくあうかな
(^^; このワインを開けるのは待ちましょう。

日付 2004.6.20
銘柄 ドンメルチョ 97
産地 チリ
購入価格 やまや 4980円
評価  16.0 (82)
感想  いたって普通の色合い、と言ったらそっけないが、光沢の
ある深い赤紫。ほのかに干しイチジクとオクラのような青野
菜が香る。ミディアムボディで喉にズシッとくるタンニン。酸も
高めでオールセブンといった秀逸さがある。これといった強
い特徴のない反面、誰にでもクラシックな味のワインとして
勧められる。

 真面目な説明はこのくらいにして・・・ちょっと無表情さが気
になるが、背伸びして人気者になろうとはせず、こつこつと
できる範囲で及第点をとっている味は、甘さがほとんど無い
ように感じる。料理とあわせることによってこのワインはさら
に引き立つのでは。たとえば脂身の多いステーキやハンバ
ーグなど。多目のタンニンは肉の脂肪の旨みとよくマッチし
そう。
 このワインは決してアルマヴィヴァと比べてはいけません。
ベクトルが真逆です。それぞれの長所を楽しむべし。

日付 2004.6.16
銘柄 CH.デュクリュボーカイユ 82
産地 サンジュリアン
購入価格 エノテカ 19800円(四年程前)
評価  18.0 (92)
感想  かなり進んだ熟成を思わせるエッジのオレンジと甘いノ
ーズ。今まさに飲み頃の予感。デミグラスソースのような甘さ
と酸味が特徴で、タンニンは手からこぼれる砂のようにさら
さら。タンニンだけを見ればピークは過ぎている。熟成のま
ろやかさはかなりのもので、なめらかなオリーブオイルのよ
うな液体。
 美味しいか美味しくないかという欲求を超えた熟成したス
タイルがそこにはある。ただし、もうこれ以上熟成させる必
要はなし。今まさに飲むべし。もっと熟成が遅いワインなら
もっと美味しいかもしれない。
 

日付 2004.6.9
銘柄 CH.シュヴァルブラン 99
産地 サンテミリオン
購入価格 エノテカ 19900円
評価  18.0 (93)
感想  開けた瞬間に広がるミントの香り。熟しきったプラムのよう
な香りもムンムン。色合いは綺麗な赤紫。思いのほか黒く
ない。味は熟した葡萄の味がしっかりする。ワインを飲んで
、最初に葡萄そのものを感じるのは私にとっては珍しい。あ
わせてメンソール系の清涼感もある。酸は細く高い。嫌味は
まったくない酸で、のっぽな印象。よく巷ではカシミヤのタン
ニンなんて言いますが、そのタンニンの質感は、カシミアとい
うよりは、レギュラーコーヒーのなめらかさといった印象。小
さい目がギュっと詰まっている。 タンニンの『味』は、香りに
比例してコク甘い。やや土っぽさも。特段、若さも感じず、い
まどうぞ飲んでくださいという、ごく自然なスタンスの味わ
い。熟成を考えさせることのない、自然なアプローチをしてく
る。
 99シュヴァルは力強さとかフィネスとか、余計な形容のい
らない、自然に美味しい、飾らないスタイルで勝利している。
できればもっと安く手に入れたいものです。

日付 2004.6.3
銘柄 CH.ラトゥール 95
産地 ポイヤック
購入価格 東急百貨店町田店35800円
評価  17.5+ (92)
感想  先日飲んだムートン95がやや満足できないワインだった
ので、同じ95をラトゥールで再度試した。色合いは濃い紫か
ら墨を混ぜたような赤。エッジはほんのり淡い紫。香りは、
まず、熟した果実、森の香り(湿ったような)、ふわっとロース
ト香も。 味わいは、口に含むと甘すぎない熟したフルーツを
感じ、酸を感じる間もなくすぐにガチっとコクのある高めのタ
ンニンが追いかけてくる。思わず口をすぼめてしまいそう(タ
ンニンは渋みが強いというニュアンスではありません)。口
中の広がりと後味にほのかに土っぽい甘さも残る。酸は一
番最後に登場、意外に中庸。

 2時間のデキャント後は、タンニンはコクそのままに、まろ
やさを増した。まろやかになっても甘さを増す変化は強くな
く、そこが気に入った。
 ただ、諸誌にあるような95年のポイヤックとしての強さ
は、正直感じられず、どちらかというとヴィンテージは94年
に近い印象。それでもやはりラトゥールとしての存在感はし
っかりある。美味しいですよ、確かに。