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| むなかた「料理とワインの会」2006.6.10 | ||||||||||||||
横浜・山手のフレンチ、“むなかた”でのワイン会に参加しました。こちらのフレンチは昨秋に続いて二度目ですが、いやぁ相変わらずいい仕事をする店です。また、ワインは“笠原商店”のご主人によるセレクトでした。まさに料理とワインのコラボレーションです。 以下にメニューとワインリストを紹介します。 Menu&Wine 〜テーマは「ビオ」 Amuse 高知産トマトのムースと温泉卵の冷製クープ 秋田産じゅん菜と北海道産生うにを添えて
新じゃがと里芋のタルトリヨネーズ マグロのかまもとのロースト ベアルネーズ
サワラのアーモンド焼き ワカメとブール・オウ・サフラン
子羊の喉肉(リ・ド・アニョー)を詰めた鶉肉 ワイルド・ライスとレンズ豆と共に
Fromage チーズ、ドライイチヂクとバケット カシスジェラート
Cafe コーヒー 2004 Macon Cruzille Blanc“Aragonite” (マコン・クリュジーユ・ブラン・アラゴニット) /Alain Guillot 柑橘系の苦みが爽やかなシャルドネ。アミューズを引き締めているトマトの酸味との相性が抜群で、ミネラリーなニュアンスは雲丹やじゅんさいと合いました。アフターが思いのほかしっかりしていて、時間を追って楽しめる白でした。ちなみに、二皿めのホワイトアスパラガスにも合わせました。 会の終了間際(3時間ほど経過)には、かなり開いてきた印象で、バターやアーモンドのニュアンスとともに、爽やかな花の香りも現れていました。 2003 Cote de Provence “Les Bouissons”(コート・ド・プロヴァンス・レ・ビュイッソン) /Jean-Luc Poinsot ムールドヴェドルが主体のワイン。ミディアム〜フルボディで分かりやすい果実味。切れ味がある酸。凝縮された甘苦さを隠すかのような高いアルコールが印象的。アフターに残る、こなれきれないスパイシーなタンニンはシラーが利いている印象。妖艶なボディをよくまとめていました。若いのにそこそこ飲めてしまうのは2003年の特徴かもしれません。やや多めの澱はビオならでは。 あわせた料理では、鮪のカマ肉の持つ独特なくさみとぶつかり合うことなく、マリアージュ。新じゃがやサトイモといった食材ともよく合い、サトイモの粘性との相性には驚きました。シェフのアイデアを感じたマリアージュでした。 2000 Gigondas“La Font de Tonin”(ジゴンダス・ラ・フォン・ド・トナン) /Bouissiere グルナッシュ主体のワイン。飲んでまず驚いたのは、先に飲んでいるプロヴァンスとは、まったく違う印象であること。思わず再びプロヴァンスと交互にグラスを口に運びましたが、やはり異なるアプローチ。プロヴァンスが陽気なら、このジゴンダスは静寂。厚みを感じるグルナッシュは冷涼感があり個性的。 これに合わせたのは鰆。さっぱりとした鰆の身は、これを覆うアーモンドの香ばしさとサフランソースで、グルナッシュの持つ香草のニュアンスとよく合う一皿に変身しています。 さらに、鰆の下に敷かれたワカメとワカメのペーストは、海草もグルナッシュの持つ酸やハーブのニュアンスと合う発見がありました。鰆と一緒に口に運ぶことで、ワインとのマリアージュを見せました。 2003 Cornas Granit30(コルナス・グラニット30) /Vincent Paris いやぁシラーはやはり締めに飲むべきワインですね。2003年ものということで若さもありますが、果実味そのものがスパイシーで説得力があります。酸も印象的で、スパイシーさに覆われてはいますが、厚く伸びやか。達観ですが、タンニンは洗練されたというよりはクラシカルな印象を受けました。 合わせた肉との相性は抜群で、口中では肉の持つ脂分を重低音を奏でるシラーのタンニンがさっぱりときれいにしてくれます。本日は個性的な赤が並んだので、意外性や料理との相性では先の二本のほうが印象的でした。
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