横浜・山手のフレンチ、“むなかた”でのワイン会に参加しました。
シェフの宗像 忠志氏はシャンパン愛好家の会『サーヴェラージュ』代表も 務める横浜におけるフレンチの第一人者。食材やソースでのみ勝負せず、すべてをからめたハーモニーの先に追求する味があるとのこと。
このポリシー は、実際にシェフの皿を味わって納得でした。力強さを兼ね備えた繊細な皿
は、一皿で完結できる説得力があるもの。これがアミューズから肉料理まで ストーリー性をもって出されるわけですから唸らざるをえません。
ワインとの相性も実に考えられたもので、まさにパーフェクトでした。
また、供されたワインは南仏ワイン専門で有名な「笠原商店」のご主人がセ レクトした4種類。それぞれムールヴェードル、マルサンヌ、グルナッシュ、 シラーと、南仏を代表する葡萄品種によるもので、品種の特性を体感できる 興味深いものでした。どのワインも単品で勝負できる個性的な美味しさを持 ちながら、シェフの皿と最高のマリアージュをみせていました。
それでは、以下にメニューとワインリストを紹介します。
Menu〜秋の食材とローヌワイン
Amuse
シェフからの贈り物
Terrine de fruits de mer en salade
海の幸のテリーヌ サラダと共に
Poisson en croute sauce brocoli
三崎より届いた地魚のパイ包み焼きブロッコリーのソース
Supreme de pintade grille sauce au truffe
ホロホロ鳥の胸肉のグリエ トリュフソース
Fromage
三種のチーズの盛り合わせ
Cafe
コーヒー
Wine List
2003 Bandol Rose(バンドール ロゼ)/Dom.Tempier
オレンジの色合いが強い濃厚なロゼ。香りと味わいにスパイシーさも感じます。オイリーさもあって濃厚な料理とも合いそう。今回あわせたのはアミューズの雲丹や魚介類のテリーヌ。もちろんパーフェクトなマリアージュでした。
2003 Saint Peray(サン ペレ ブラン)/Dom.Thieres
ほんのり緑がかった淡いレモン色。香り華やかでまるでシャルドネのよう。実はマルサンヌ100%。爽やかな酸。まろやかで濃厚。ミネラルも多い。これだけ厚みがあるのに南仏現地ではデイリーとして消費されているとのこと。こんな素晴らしいワインがあるんだと感動しきり。
2000 Cotes du Rhone Villages Vignes/Dom.du Morre du Tendre
以前に1999を飲んだことがあるので、その比較が楽しみでした。今回のボトルはまさにパーフェクト。煮詰めたフルーツを思わせる香りがむんむんと!味わいは果実をスパイスで漬け込んだような複雑なまろやかさ。でも決してしつこくない。アフターのタンニンはこなれていて美味く、口中で延々と広がる。会心の一本。1999年と比べて若さを感じました。
2001 ELI XIR(エリクシール)/Ch.la Condamine Bertrand
シラーのスパイシーさが前面に出たワイン。ほのかにハーブ香も。目が粗いタンニンでぐいぐいと攻めてくる。タンニンの奥から果実が出てくる印象も面白い。ホロホロ鳥のグリエとトリュフソースによく合いました。
本日のらぶらぶわいん的MVPワインは、サン・ペレとターンドルでした。特にター
ンドルは今期二回目でしたが、いずれも「果実爆弾」といったブーケが印象的。こなれたタンニンが料理と絶妙な相性を見せるすばらしいワインです。
|