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Club Japan Winery

日本のワイン豆知識

主な日本の葡萄品種
日本で生産されるブドウは年間約30万トン。このうちほとんどが生食用のブドウで、ワインに使用されるのは10%未満。国内原料の不足が危惧されるところです。生食用ブドウの多くは、食べると美味しいですが、ワインにするとボリューム感に欠け、単調な味わいとなり適しません。逆にワイン用のブドウは、食べると酸味を強く感じたり、厚い表皮が渋く感じたりと、あまり美味しく感じませんが、これがワインになると香り華やかで果実味豊かな姿へ変わります。

ブドウの栽培には大きく分けて2種類の木の仕立て方法があります。ぶどう狩りなどでよく見かける棚仕立てと、枝を左右2本に広げる低い垣根仕立ての“グイヨ・ドーブル”方式です。


マスカット・ベリーA
1927年に川上善兵衛氏がベリー種とマスカット・ハンブルグ種を交配してできた品種で、日本の赤ワイン用ぶどうを代表する葡萄品種。そのまま食べても美味しい。寒さや多湿にも強く、日本の気候によく適している。まろやかな味わいと芳醇さが特徴。
ブラック・クイーン
川上善兵衛氏がベリーとゴールデン・クイーンを交配してできた品種。
清見
十勝ワインが開発した品種。セイベル13053をクローン選別した。寒冷地の栽培に適している。
清舞
十勝ワインが開発。清見と山ブドウを交配してできた。
甲斐ノワール
山梨県果樹試験場で1990年に開発された。カベルネソーヴィニョンとブラック・クイーンの交配種。
ツヴァイゲルトレーベ
1922年にツヴァイゲルト博士が開発。日本では北海道で栽培されている。世界ではオーストリアやドイツなど。

甲州
「甲州」は山梨県の古い地名。山梨県発祥の品種で、日本古来品種。日本のブドウ栽培のルーツは、1186年に甲斐国八代郡祝村(現在の勝沼岩崎)の住人、雨宮勘解由が道端で自生していた甲州種を見つけ、庭に植えて栽培したことという説があり、甲州種は日本古来のブドウを語る上で非常に重要な品種。一方、ヨーロッパ品種ヴィスティス・ヴィニフェラの一種ともいわれる。シルクロードを通って日本に伝わったとか、鳥が運んだとか・・・
コク深く、まろやかな味わいが特徴。
巨峰
伊豆の大井上康氏によって開発された、キャンベルアーリーとセンテニアルの交配種。白ワインだけでなく、赤ワインにも使用される。生食も美味。
マスカット
日本を代表する白ブドウ。独特の香りと風味を持つ。生食も美味。
ナイアガラ
アメリカ・ニューヨーク州のナイヤガラで生れた品種。日本の気候によく適している。
デラウエア
アメリカ・オハイオ州の白ワイン用品種。日本では生食用として有名。
バッカス
ドイツワインの主要品種。日本でも栽培されている。やわらかな香りが特徴。
善光寺
中国原産の食用ブドウ「竜眼種」と同種のブドウ。あっさりとした辛口。

日本のワイン四方山ばなし
熟成中のワインが担保に!
2005.7.12に商工組合中央金庫が、勝沼醸造が貯蔵する熟成中のワインを担保にして、同社に2000万円の融資をしたと発表しました。勝沼町の公営企業が管理運営する健全な貯蔵庫であることと、在庫管理の面で勝沼町の協力が得られることから、ワインを担保とすることに踏み切った様子。ついに不動産からワインが担保になる時代がきました。とはいえ、一般の個人に適用されるには、ワインの保存状況の確証などがネックとなるでしょうし、すぐには実現しないでしょうがなかなか面白い試みですね。
坂本九さんのワイン
2005.8.27に山梨のシャトー勝沼を訪ねました。団体ツアーだったこともあり、残念ながら個人の樽蔵を拝見する時間はありませんでしたが、ガイドから聞いた情報を要約します。
→坂本九氏は、生前から年に一樽(390リットル・フルボトルワイン約500本相当)を購入し、樽ごと同シャトーのカーヴで眠らせていた。必要に応じ、瓶詰めして引き取っていた。嗜好は白で、今も保存している樽の中には甲州の白ばかりとのこと。亡くなってからは、約10年は婦人が続けて樽購入をしていたが、その後は新たに購入されてない様子。最近では、一年ほど前に旅行に持っていくとのことで1本引き取ったそうです。ちなみに、直接訪れるのは稀で、ほとんどが配送でのやりとりだそうです。保存しているワインの今後ですが、寄付やチャリティーなどといった具体的な方向性などは語られていないとのことで、具体的な意向があるまではこのままお客様の商品として引き続き保存を続けるとのこと。