| 1996 |
★★★★★ |
| 春先から収穫期までの雨量は532mm、累計日中気温は3,267度。これまた豊作だったヴィンテージ。暑い春先〜6月、雨が多かった7〜8月、そして晴れた9月上旬、大雨の9月末。交互に訪れた晴間と雨。このヴィンテージを成功へ導いたのは、何といっても9月上旬から下旬の晴間と乾いた東の風だった。8月の雨で湿った畑を、一気に乾燥させ、健全なものとした。10月上旬も、ほぼ晴れた天候で、収穫は順調に行われた。8月までの貧弱な要素を、9月以降に一気に挽回した特異なヴィンテージ。豪雨の後に好天が続いた点で、1986年と似ている。左岸は特別な良作だと感じる。凝縮感この上ない。 |
| 1995 |
★★★★★ |
| 春先から収穫期までの雨量は251mm、累計日中気温は3,441度。豊作の年。ついに訪れたビッグヴィンテージ。6〜8月はこの上なく順調に晴れ続けた。9月も雨は少量で、収穫期の雨も微々たるものだった。メルロはもちろん、カベルネもよく熟した。しかし、雨を恐れて9月末まで収穫をまちきれなかったシャトーは、もったいない年だったかもしれない。待つことが出来たシャトーは、より優れたカベルネを収穫することができた。管理人的には好きなヴィンテージのひとつだが、雨が少ないことが葡萄にとっていいことだけではないように思えるヴィンテージだ。フィネスにやや欠けるように感じるためだ。 |
| 1994 |
★★★ |
| 春先から収穫期までの雨量は557mm、累計日中気温は3,441度。毎年続く多雨に、ボルドーの人たちはもう驚かなくなっていたのでは。ともあれ、3年続いた雨のヴィンテージから一転、春先からよく晴れ、暑く乾燥した夏に人々は大きな期待を抱いた。しかし、またしても9月に雨がボルドーを襲う。9月7日から3週間も続いた大雨は、偉大なヴィンテージとなる可能性を摘んでしまったが、水はけのよい畑は、さほどの被害ではなかったよう。特にグラーヴが秀逸だ。早摘みのメルロ主体のアペラシオンにとっては五つ星相当のヴィンテージです。 |