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Love Love Winemen 公式ワイン会
“究極のボルドーワイン会”2007.6.9
2007.6.9 横浜 港仏蘭西料理 むなかた(本牧・麦田)

横浜・山手のフレンチ、“むなかた”でボルドーワインをテーマとしたワイン会を開催しました。サブテーマが“渾身のボルドーワイン”ということで参加を呼びかけたところ、渾身どころかはるか先を行く“もの凄い”ワインばかりが揃う形となりました。そのため、会のタイトルは“究極のボルドーワイン会”。煽りでも何でもなく、その名のとおりの究極のワインたちとのすばらしい時間をリポートします。 横浜 港仏蘭西料理
むなかた
横浜市中区麦田町3-68
ブレ・ド・メゾン山手1F
TEL/FAX:045-625-0967

ブランケット・メトー・ド・アンセストラル・クレア・ド・リュニュ NV
(らぶらぶわいん提供)

梅雨入り前のこの季節の夕暮れ前、遠路はるばる駆けつけた皆さんにどんな泡で喉を潤してもらおうかと考えた末にチョイスしたのが南仏のこのワイン。
糖度の高いモーザック種100%のスパークリング。糖がアルコール発酵の途中で瓶詰めされることで生まれる甘口の発泡美酒。アルコール度数も7%程度と低く、とても飲みやすい。

甘すぎ!とおっしゃる御仁もいるかもしれませんが、駆けつけの一杯として飲み干せてしまう、まさにウエルカムな泡ではないでしょうか。モーザックの果実はミュスカデのようにやさしい側面を持ち、完熟パインとも言えそうなあふれんばかりの果実と、それをやさしくまとめた甘さが私は好きです。
ドンペリやベルエポック、クリコでなく、飲みごたえより飲み心地で選んだスパークは私なりの思いがありました^^

シャトー・ラヴィユ・オーブリオン 1998
(らぶらぶわいん提供)

やわらかに、でもしっかりと樽を感じたのは抜栓からそう時間がたっていなかったからかもしれません。想像よりも硬くはありませんでしたし、時間を置くごとに徐々に開いてきてなかなか楽しめました。ほんのり舌に残る蝋味と鋭角でないが決して外交的でもない、内に秘めるポテンシャルの大きさを感じる酸。閉じていた期間から目覚めの期間へ足を踏み入れているボトルのように感じました。いろんな味わいが詰め込まれた液であることが容易にわかる、奥行きを持ったワイン。

トロピカルフルーツのような華やかな果実のニュアンス。燻製のような複雑さも。グラがあって脚の長い液体。酸は奥行きがありつつも硬すぎず秀逸。造りの精巧さに思わず拍手。
ざっくばらんに言えば、想像以上に今飲めるボトルでした。正直、カピカピに閉じていたらどうしようかと思っていました^^;98年の作柄による完熟した葡萄も、意外に成長が早いように感じたラヴィルの要因かもしれません。

シャトー・ラ・ラギューヌ 1982
(eaterさん提供)

これから続く怒涛のクラレットの先陣を切るのはいきなり82年もの。
もう5年以上前に飲んだことがあるラ・ラギューヌ82。甘く、熟成の極みで今飲んで正解という印象でしたが、今回のボトルは状態もよかったのでしょう、さらにその上をいく息の長いワインでした。

キノコの熟成香、腐葉土、完熟プラムのニュアンス。抜栓直後は香りに相反して旨みを解き放ちたくて仕方ないといった印象の硬さがありましたが、時間の経過と共に劇的に開いてきました。花の香りも華麗に広がります。タンニンはほとんど溶け込み、豊富な果実は今まさに飲み頃。まろやかな味わい。フルボディでありながらより丸みを帯びたやさしい姿に。女性的なニュアンスを感じる官能的なワイン。

熟成したボルドーワインを楽しむには絶好のボトルでした。今飲むべきワインですね。

シャトー・フォンバデ 1978
(Mikodebuの親爺さん提供)

ポイヤック村のフォンバデ。初めて試す銘柄です。
飲んだ第一印象は一言“若い”。セロリやピーマンなどといった野菜の青い香り、ニュアンスがむんむん。相当な澱が出ているにもかかわらず、タンニンはまだ健在で黒系果実の旨みも液にしっかり乗っています。先に飲んだラ・ラギューヌ82やこのあとに飲んだラスカーズ85より液そのものはまだ若々しい印象。加えて酸がまだ生き生きとしているんですよね。これはこのままの状態がもう5〜8年は期待できそうなワインです。

このワインは牛ほほ肉とフォアグラのパイ包み モリーユのソースと見事にマッチしていました。肉とボルドー。王道ともいえる組み合わせですが、これをまさに体現したマリアージュで、ワインの熟成感を包み込むソースとパイ生地の優しさがとても印象的でした。 ブルジョア級のワインとのことですが、これだけ状態がよいポイヤックは大変貴重です。78年物なんてまず見かけないですよね。

シャトー・レオヴィル・ラスカーズ 1985
(くまあざらしさんお連れ様提供)

このあとに開けるデュクリュボーカイユ82と比較する意味でも、サンジュリアンのアペラシオンを続けて楽しむ先陣を切るラスカーズの85年もの。今年1月にラスカーズ82年物を飲んだときはまだ若く硬い果実爆弾の印象でしたが、この85年ものはおいしく開いています。黒系果実、腐葉土のニュアンス、酸は生き生きしていますが低く、でしゃばることなく、どちらかというと控えめ。ほのかな樽。タンニンは程よく溶け込み液にはボリューム感があります。特筆はジャムのように目が詰まった果実の甘さ。

ラスカーズの85年物は、今まさに飲み頃に入りましたといった感じの絶妙なタイミングで開けたボトルといっていいでしょう。すべての要素にバランスがとれ、誰にでも安心して薦められる優等生ワイン。開けてからさらに開いていくのを楽しむこともできます。ラスカーズの古いVTは面白いですね。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 1982
(らぶらぶわいん提供)

ストックしている3本のうち、そろそろ熟成のピークにさしかかる頃かなぁと持ち込んだ1本。このボトルはコルクがかなりやわらかくなっており、抜栓に時間を要しました。
香りはほのかに熟成香がありつつも、まだ閉ざした感じ。獣香、プラムなども。
タンニンもまだまだしっかりしていて、正直閉口しましたが、抜栓から2時間ほどでようやくわずかにまろやかさも出てきました。デュクリュに求めるエレガンスさを楽しむには、より早い抜栓が必要なボトルだったように思います。飲み頃のピークはまだまだ先、10〜15年後でしょう。

タンニンの殻を落とせば、溢れんばかりの果実を楽しめるワインですが、“今楽しめる”という点では、本日のワインの中ではパフォーマンスが低かったように思います。残りのストックはしばらく寝かせておくようです。
それにしても、82はまだまだ若いVTですね。再認識しました。

シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン 1961
(くまあざらしさん提供)

ボルドー空前の傑出ヴィンテージといわれる1961年もの。しかも、かのラ・ミッションオーブリオン。その味わいは如何に。厳しい現実を突きつけられるのか。
その答えは、見事な神々しいまでのワインでした。状態は完璧。グラスに注がれた時点ですでに漂う甘い甘いキノコ香。全体にレンガ色、見事にオレンジがかったエッジ。プラム、昇華した黒系果実、燻香、溶けきったタンニンと、非の打ち所がない見事な味わいとバランス。熟成を支え、見事に舵をとる健全な酸。ボルドーの終着点ともいうべき果実の旨みが詰まったミネラル出汁。永遠に口に含んでいたいと
思わせる美酒。 もうひとつ、感心したのは料理とのマリアージュ。スズキのフリチュール トマトのコンフィ添えとの相性は絶妙で、互いの塩加減が見事に共鳴し合っていました。熟成のピークにあるワインに料理を合わせるなら、魚であれ肉であれ、こうした味付けが大いに有りだということを認識しました。古酒に合わせる料理は非常に難しいと思うのですが、これは一同感嘆の一皿でした。

シャトー・ラトゥール 1994
(Charさん提供)

本日のバーティカルとなるラトゥールの94と62。その先陣を切るのは94年物です。両年共に偉大な年の脇のVTであるため過小評価されがちですが、それを自分の舌で試す絶好の機会です。

色はやはり濃く、スパイス、肉香、黒系果実、土、樹木と香りのニュアンスは複雑。舌の上でやや暴れがちですが、旨みの凝縮感はさすがラトゥール。ハーブの青っぽさもあって若い。一方、若い割りに液になじんでいる強烈なタンニンにモダンスタイルを感じましたが、そういえば94年以降はあからさまなはずれのVTがないように思います。ちょうど分岐点といえる年なのかもしれませんね。
結果的に、この後に飲んだラトゥール62と共通点がいくつもあったように感じました。最初からパーフェクトのポテンシャルではありませんが、年数を経てタンニンの殻を落とし少しずつ外交的になっていく。でも、酒躯のバランスはずっと変わることがない・・・。ラトゥールで若いVTを開けるなら、最良の選択の1本であるかもしれません。若のみ好きの私としても旨かったです。

シャトー・ラトゥール 1962
(ひらがなたけしさん提供)

香りは熟成香がかなりあるのに、味わいはまだその全容を現さない、ラトゥールらしいラトゥール。エッジにグラデーションが見えますが、味わいはまだリリース後20年ほどのワインのよう。スパイス、黒系果実がぎゅっと詰まってまだ目が詰まっています。密度感、集中力ともに高いレベル。アタックの味わいではタンニンは相当殻を落としているように感じるのですが、フィニッシュに残るタンニンは枯れたニュアンスを感じつつもまだまだ豊富。何しろその若さに圧倒され、壊れたタイムマシーンと格闘しているかのよう。各要素のポテンシャルが口中を巡って見事な一体感
を見せますが、階段ははるか先まで続いていることが容易に想像できます。
近年のモダンなラトゥールとは一線を画した、古き良きラトゥールを知る貴重な1本。しかしながら、技術を超えて葡萄が持つラトゥールらしさは、今も昔も変わらないことも教えてくれました。このラトゥールの飲み頃はもう15年先でしょう。

シャトー・クリマン 2001
(らぶらぶわいん提供)

現時点では市場でまったく姿を見かけないクリマン2001。Pおじさんが満点をつけたことも影響しているのでしょうか。プリムールで手に入れた4本のうちの1本。すでに1本飲んでいるので、残りは後2本です。当時は1本7Kで買いました。
グレープフルーツのような柑橘香が強烈。その奥にハーブがほんのり。
メロン、レモン、蜂蜜、マーマレードのニュアンス。貴腐味はふんだんだけれどなんともクリーミーにまとまっており、エレガンスを感じる美しいソーテルヌ。
2001年とまだ若いのに、重たさや硬さは微塵もない。これは激旨です。
豆乳のブランマンジェとの相性は抜群。豆乳の素朴な味わいとまろやかなクリーム感と見事なマリアージュを見せていました。こってりねっとりせず、豊富な酸とトロピカルフルーツの果実味を持ったクリマンは、イケムよりも汎用がきくワインのように感じます。今後熟成を経てねっとり感が増し、よりソーテルヌらしい姿を見せるでしょう。その味わいが貴重なお宝ワインです。

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三崎産鯵マリネのバケット サーモンとカニのルロー サワークリームと香草ソース
牛ほほ肉とフォアグラのパイ包み モリーユのソース
スズキのフリチュール トマトのコンフィ添え
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仏蘭西ヴァンテ産 鳩のロースト
サラダと共に サマートリュフの香り
豆乳のブランマンジェ






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一口フロマージュ ショコラの二重奏

LOVE LOVE WNEMENワイン会 メニュ
今回も宗像シェフによる創作性あふれた料理がワインとのマリアージュを見せてくれました。
午後4時にスタートしたワイン会も、気がつけば9時を回る頃でした。
おいしい料理とおいしいワイン、そしてすばらしいワインラヴァー。
これ以上の贅沢な時間はないのではないでしょうか。

【当日の参加メンバー】

Mikodebuの親爺さん
Charさん
ひらがなたけしさん
くまあざらしさん
くまあざらしさんお連れ様
eaterさん
らぶらぶわいん

ワイン会にご参加の皆さん
すばらしいワインと素敵な時間を
ありがとうございました。
またお会いしましょう。