| 感想 |
ヌフパプで著名なアンリ・ボノーが手がけるヴァン・ド・ターブル
。ボノーのパプは高くて易々手が届くワインではないですから
、こういう裾ものはその片鱗を体感する貴重なボトルといえま
すが、4,620円はボノー価格とうか決して安くはないですね。
さてさて、キャップシールをはがすと液漏れの跡が。
香りは問題ありません。赤系果実の香りに下草の香り、なめ
し革の香り。いずれもパワフルではなくスーッと香る感じ。色合
いはガーネット。味わいは、程ほどに密度感がある果実。酸
は伸びやかさを持ちつつも梅っぽさがあり、ややしおれた感じ
。タンニンは溶け込んでいて、実にこなれた味わい。面白いこ
とに熟成っぽさもあるんですよね。

1時間ほど時間を置くと、さらにこなれてバランスがとれ、舌の
上で複雑なアロマと余韻が広がります。いやあこれってヌフ
パプには至らない葡萄のブレンドだそうですが、パプといわれ
ても頷いてしまいそうです。
また、グルナッシュがメインだそうですが、赤系果実の自然派
ブルゴーニュのニュアンスもあり、良い意味でローヌっぽいくど
さがないとも感じます。飲んでみると値段相応の価値はある
味わいのワインですね。立体感のある、ほっこり系の好ワイン
です。

【追記】
一日あけて、1月1日に続きを飲みましたが、こちらのほうが
若々しさを感じました。果実は初日より生き生きとしていて、グ
ルナシュ節全開です。タンニンは相変わらずこなれており、か
つ果実をそっと支えています。表情豊かで素晴らしいワインで
すね。これはお勧めできます。 |