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2006.5
日付 2006.5.21
銘柄 ヴァンダンジュ・デ・シェフ 2003
産地 ローヌ ヴァン・ド・ターブル
購入価格 Cave de Oyaji 2,600円
評価 17.0 (75)
感想 休日に昼間からワインを開けようと、デュッグのプライベート
メルローから仕込んだワインをチョイス。昨日届いたばかりで
状態は落ち着いていないはずですが、以前から楽しみにして
いたので。

朝顔の花のような赤紫の色合い(もう少し濃いですが)。
香りはメルローだけれど、干草や下草の香りのニュアンスが
ローヌを感じます。ワインは葡萄品種でのみでないことが即
座に感じられます。

やさしいやわらかな口当たりでみずみずしくなめらか。
日中の室温が25度ほどある状況での抜栓で、ワインもやや
温度が高めでしたが、ぬめり感や酸が強調されることなく、ど
こまでもやわらか。
凝縮が売りでなく、みごとに均整が取れたやさしいミディアム
ボディに惹き付けられます。

難しく考えずに、プライヴェートでも仲間とでもグラスを傾けや
すい、自然体なメルローです。


日付 2006.5.19
銘柄 レディガフィ 2003
産地 イタリア・トスカーナ
購入価格 INAGEYA
評価 18.5 (92)
感想 いやこれはすごいワインですよ、レディガフィ。
メルロ100パーセントで20,000円近くもする、とても高額
なワインには、先入観で高かろう美味かろうとくくっていまし
たが、これほど衝撃的なワインとは。
イタリアワインといえば、濃さに偏った個性という先入観があ
りましたが払拭されました。

抜栓してすぐに感じるフルーツの香り。フルーツバスケットを
開けたように、特定できないほどの多くの果実香が立ち昇り
ます。
色は濃い黒紫。艶やかな液体のニュアンスは濃く深くとても
インキー。インクのようなのにしつこさや嫌味がないのは、卓
越した味わいの個性にあります。

酸はほのかにヨーグルトっぽく、線が太く深い。ミネラルはと
てつもなく顕著で、タンニンは規格外といえるほどのシルキー
さ。モカのようにコク深いニュアンスがたっぷり。
まだまだ若いこともあってバランスがとれていませんが、現段
階ではご愛嬌。

久しぶりに90点台がでるほど、飲んでいて興奮するひと時で
した。残り半分はまた明日。


日付 2006.5.13
銘柄 CH.ピション・ロングヴィル・
コンテス・ド・ラランド 1995
産地 ボルドー・ポイヤック
購入価格 エノテカ 16,800円
評価 17.5 (87)
感想 やや黒ずんだルビー色、エッジはほんのわずかに淡くなって
きているようにみえる。
抜栓と同時に揮発香、熟成香や甘いキノコが香り漂います。
このヴィンテージはメルロのブレンドが多いのでしょうか、熟
成もあるでしょうがとても丸みのあるまろやかな味わい。コク
深いコーヒーのニュアンス。
さらに、嫌味のない土っぽいニュアンスはミネラルを含んで美
味。タンニンはほとんど溶けきっているように感じるくらいとげ
がなく丸い。
はっきりと黒系の果実を感じる酸は伸びがあり、タンニンとの
バランスも良好です。
アフターではタンニンがさらに層を成し、飲みやすいのに圧
倒的な存在感があります。

カカオのニュアンスはピション・ラランドの特徴なのでしょう、
口に含んだ瞬間、1年ほど前に飲んだ印象が鮮明に思い出
されました。飲みやすく、かつ長命。そんなワインの典型かも
しれません。


日付 2006.5.7
銘柄 CH.レイソン 1999
産地 ボルドー・オーメドック
購入価格 友人より戴き物
評価 14.5→15.0 (68→73)
感想 1988年からメルシャンが所有するオー・メドックのクリュ・ブ
ルジョワ・スーペリュール。

やや明るみを帯びた深いルビー〜レンガ色。香りは広がる
感じではありませんが、スワリングでカシスが控えめにやわ
らかく香ります。
味わいは果実がやや単調で、無糖ジュースのような無表情
さがありますが、中庸な酸と樽味を帯びたタンニン(これはま
あまあ美味い)でバランスが取れている様子。

近年の格付け見直しでクリュ・ブルジョワ・スーペリュールに
上がったみたいだけど、おそらく市場価格2,500円の同ワ
インに、価格以上の輝きは見いだせないなぁというのが正直
な印象。
決して悪くはないけれど、数あるボルドーの中では明らかに
埋もれてしまいかねないので、何か個性のようなものがほし
いところですね。

6時間ほど置くと、低音を奏でながら控えめに甘い果実や漢
方のニュアンスが現れ、抜栓時よりも好印象に。飲む前のデ
キャントをお薦めします。


日付 2006.5.5
銘柄 CH.パヴィ・マカン 2003
産地 ボルドー・サンテミリオン
購入価格 松澤屋 7,000円
評価 16.5〜17.5 (82〜86)
感想 GWに飲むワインをつい先日にサイト上で発表したばかりで
すが、今日は昼間からワインを飲めることになったので、長
時間付き合えるワインを開けてみました。発表したワインは
いつ飲むことやら^^;
リリースしたての若いボルドーを開けると、無謀だとか幼児虐
待だとかの声が聞こえてきそうですが^^;チョイスしたのはパ
ヴィ・マカンの2003年もの。

アタックでは伸びのある酸とパンチの効いたタンニンがお目
見え。ほのかに感じる甘みは干しイチジクのようなドライフル
ーツ系の果実。そして改めて広がるタンニン。
このタンニンは、それはそれは密度が高いものですが、強い
といわれる所以はタンニンの背の高さでなく横幅にあるよう
に感じました。時間の経過に伴い、エスプレッソのように苦み
ばしった深いコクや胡桃のようなやわらかなコクまで変化に
富みます。いずれも密度感は高いままです。
強いけど飲んでお手上げではなく、そのニュアンスを堪能す
ることができます。

一貫して酒躯のメインは印象的なタンニンですから、好みは
分かれるところかもしれません。私は好きですね。将来性は
十分に期待できます。
ちなみに、ワインアドヴォケイト誌でも94〜97点と、かなりの
高評価のようです。


日付 2006.5.3
銘柄 カリュアド・ド・ラフィット 2000
産地 ボルドー・ポイヤック
購入価格 失念。おそらく5,000円未満
評価 15.5 (75)
感想 今日は深夜にカリュアド2000を開けました。本来は開ける
予定ではなかったワインなのですが。
経緯を説明しますと、ネットでワインを検索していたところ、た
またまカリュアドの2000年ものが目に付きまして、価格を見
ると何と約9,000円〜13,000円ではないですか。

同ワインは、リリース直後に4,000円台で手に入れた銘柄
で、約2倍以上の高騰ぶりに驚き(とはいってもワインの世界
ではよくあることですが)、価格上昇に見合ったワインに成長
しているのかなぁと思い立ったわけです。

香りはいかにもボルドーらしいカシスなど黒系果実の香りや
シダ香がむんむん。色は赤黒+紫といったところで艶やか。
ところが、口に含むと意外に固いのです。果実は広がりを見
せる前にタンニンとともに喉を通り抜けていく感じ。酸はしっ
かりしていて、それは好ましいことですが、いかんせん果実が
十分に感じられないため、どこか無骨なリオハのワイン(個
人的な印象です)のニュアンスを思い出しました。

実は約2年前にも飲んでいましたが(当時の感想はこちら)、
閉じたとまではいきませんが、随分と奥行きがなくなったなぁ
という感じで、これはボトル差なのでしょうか。
それでもタンニンの質はかなりのもので、いわゆるグランヴァ
ンと呼ばれるそれと同じニュアンスを感じるコクがあります。
ワインは果実味の美味さを感じたい私としては、今回のボト
ルは前回ほどの感動はありませんでしたが、それは贅沢な
意見であるかもしれないことを申し添えておきます。

明日も続きを飲みますので良い変化に期待します。
現時点では、価格の高騰に見合うかはかなり疑問です。


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