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2006.12
日付 2006.12.31
銘柄 ラ・ダーム・ド・モンローズ 2003
産地 フランス ボルドー サンテステフ
購入価格 エノテカ 3,990円
評価 17.5 (84)
感想 年越しワイン第一弾。
色はかなり濃いです。ほとんど黒に近いガーネット。
香りは鉛筆やシダーなどポイヤックのニュアンスを含んだ高
級感あるもの。いやぁセカンドクラスでこの香りはいいですね
。味わいはタンニンがすっかり溶け込んでおり舌触りはなめ
らか。カシスのニュアンスあり。果実は黒系だけでなくプラム
のような感じも。決して凝縮しまくりではなく溶け込んだタンニ
ンとのバランスも非常に良好。
しいて言えばやはり酸が欲しいですね。現在では完熟プラム
をまるかじりの印象。若いけれどすでに飲んで美味しいワイ
ンです。開くと果実がさらに甘いの何の。飲みやすい反面、
コア不足は否めませんね。
とはいえ、!若い!旨い!の3拍子そろったワインでござい
ました。


日付 2006.12.30
銘柄 ラ・キンタ 2005
産地 フランス ラングドック・ルーション
ドメーヌ・レオニヌ
購入価格 Cave de Oyaji 2,200円
評価 16.5 (80)
感想 わずか2haの畑から造られるというビオのワイン。グルナッ
シュ・ブラン50%、マカブー50%というセパージュも興味深
いですね。

色はやや黄緑がかったような若々しい色。まだ醸造過程で
試飲しているかのような、ほのかな濁り加減。微発泡。

協力:プチらぶらぶわいん
グレープフルーツのような柑橘系
の果実味がフレッシュ。アフターで
ミネラルやほのかな苦みが舌の上
で転がる感じ。
これは難しいことを一切考えずに
向き合える、果実のフレッシュさを
堪能できるワイン。アルコールは
やや低めで軽快かつ明快な飲み口。するすると飲みつづけ
てしまいます。時間を置くと、柑橘系から白系果実のふんわ
りニュアンスも出てきました。丸みを帯びたやさしい液体。


日付 2006.12.28
銘柄 ニュイ・サン・ジョルジュ1er Cru
クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ
2004(ラルロ)
産地 ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ
購入価格 ワインマルシェ まるやま
7,990円
評価 19.0 (94)
感想 最近話題のラルロ。何が凄いかって値段も凄いことになって
ますね。でも周りを見渡せば2003年に続いて高騰の手を
緩めない2004年物のブルゴーニュの中で、プルミエとして
はまぁこの程度で収まっているという解釈もできますね。

そんな気になるラルロですが、色はやや赤黒いルビーにほ
んのりピンクがかった色合い。香りは黄粉やおが屑、フラン
ボワーズのノーズ。これは香りからしてフィネスを感じるただ
ならぬワインです。グラスの中を駆け巡る甘く、難解さは全く
無いのに複雑なブーケは、いつまでもこの香りに包まれてい
たいと思うほど。どこか温かく、身を委ねたくなるよう。

味わいは今まさに摘みたてのラズベリーが口中に染渡る感じ
。アフターでさらりと顔をのぞかせるタンニンは、現時点では
やや樽が強調されています。溶けきってはいません。酸は果
実と一体で何とも密度が高いことか。 香りといい、味わいと
いい、ビオのニュアンスを果実と共に見事に昇華させた高貴
なステージにあり、ナチュラルな果実の旨みの奥に大地の
味を感じます。時間の経過とともに凝縮した甘さがUPします
が、複雑さを伴いほぼ完璧な液体への進化。煙のアロマ、柔
らかな糠床のニュアンスも。

何より複雑で魅惑的なブーケがそのまま味わいに染み渡っ
ており、プルミエのレヴェルをはるかに越えています。
これはすごいワインですよ。息も長いことでしょう。
このワインも複数本ストックがあるので、向こう10〜15年は
存分に楽しませてくれそうです。買いのワインでしょうね。


日付 2006.12.26
銘柄 コート・デュ・ローヌ・ヴィラ−ジュ
2001(ムール・デュ・ターンドル)
産地 ACコート・デュ・ローヌ
購入価格 Cave de Oyaji
評価 15.5 (73)
感想 昨年1999、2000年物を飲んでからというもの、すっかり虜
になったターンドルのヴィラージュ。気になる2001年ものの
味わいは如何に。

抜栓時、キャップシール内側にわずかに液漏れの跡が。コル
クがガリガリ音を立てながら回るので抜いた後調べると、コ
ルクの質が良くなかったのか側面の一部が縦にボロボロ崩
れています。これが液漏れの原因でもあり、抜栓時の抵抗に
なっていたのですね。

色は干した葡萄やアンズなどドライフルーツの強烈なアロマ。
色合いはエッジまで淡くオレンジがかっており、早くも熟成が
進んでいる様子。溶け込んだタンニンのほろ苦さ、スパイシ
ーさにターンドルらしさはあります。アロマからアフターまで一
貫して甘さが際立ち、直線的なアプローチ。
ボトルのコンディションのせいでしょうか、若干成長が早まっ
たワインのように感じます。今開けて正解でしたね。時間を置
くと畳のようなローヌらしいブーケも出てきました。
できれば再度検証したいワインですね。

しゃぶしゃぶと一緒いただきましたが、ポン酢との相性は悪
くないんですね、まずまず美味しかったです。


日付 2006.12.24
銘柄 ブルゴーニュ・ルージュ 2005
(ロブレ・モノ)
産地 ACブルゴーニュ
購入価格 湘南ワインセラー 1,800円
評価 16.5 (82)
感想 色はブルピノのそれらしい淡いガーネット。野イチゴなど赤
系果実が心地よく香ります。若々しさや清々しさが感じられ
ます。当たり前だけれどビオ香もあります。

アタックはほのかな柴漬け(というか漬汁を薄めた感じ)。液
体はさらりとした質感。ベリー系の果実味。酸がとてもフレッ
シュで思いのほか果実が乗っています。アフターでパンのニ
ュアンスも。じんわり甘さがこみ上げてくるのもいいですね。
全般に液体はチャーミングなんだけれど、奥に果実の塊が
ちゃんとあるので、ACブルにありがちな単調さはありません
。酸に甘草のようなニュアンスがあるのもワインの奥行きを
広げていますね。

優しい(淡い)ワインと聞いていましたが、2005年vtの影響
もあるのでしょう、思いのほか密度感があるワインです。こ
れはカリテ・プリなワインですね。他のvtや村名クラスも飲ん
でいろいろ検証するのも面白そうなドメーヌです。
イブの家事や用件を早めに済ませ、昼真っから楽しませてい
ただきました。


日付 2006.12.20
銘柄 CH.フィジャック 2000
産地 ボルドー サンテミリオン
購入価格 エノテカ 9,800円
評価 17.5 (89)
感想 先日セラーの整理をしていた際、奥から2本出てきたのがフ
ィジャックの2000年もの2本です。買った本人が失念してい
たもので、管理しているストックリストにも載っておりません
でした。いかんですなぁ。ごめんね、“フィジャック”。

フィジャックってどうも品質より価格のほうが先行しているイ
メージがあるのですが、このvtは価格に見合う品質のワイン
で間違いありません。ただしリリース当時ですからもう4年も
前の価格ですが。現在はどれくらいなのか楽天で調べてみ
たら、2万円近い価格が付いているものもありました。

さてさて、“年末年始に飲むワイン”シリーズの先陣を切るフ
ィジャックの味わいですが、色合いは濃いルビー。果実は凝
縮全開で程よく目が詰まった感じ。タンニンは2000年らしく
豊富かつパワフルで、インクや下草のアロマが魅惑的。アー
シーさも兼ね備えた秀逸な液。どこかメドック左岸のニュア
ンス、とりわけサンジュリアンっぽさを感じます。“ブラネール”
に近い印象です。

持って生れたフィネスがこのvtにおけるフィジャックをマッシ
ヴな方向でなくエレガントなワインに仕立てている感じ。まだ
若々しさもあるけれど、今飲んで問題ない美味しさ。フィネス
はワインにバランス感をもたらし、薄っぺらさは微塵もありま
せん。


日付 2006.12.10
銘柄 CH.パヴィ 2003
産地 ボルドー サンテミリオン
購入価格 エノテカ15,800円(プリムール)
評価 18.0 (85〜90)
感想 早くも2004年物のボルドーを市場で見かけるようになった
今日この頃。また2005年の熱狂もあってどこか忘れ去られ
た観もある2003ヴィンテージ。いずれにしてもワイン高騰の
狂乱では序章にすぎなかったのだと思い起こされるヴィンテ
ージであります。
さてさて、パヴィの2003年ものですが、プリムール販売時
にはいいのか悪いのか賛否両論分かれたワインという情報
があり、そんなワインについつい手を出してしまう性分から購
入していたワインです。

色は濃く、もはや光など通さないくらいの“黒”。香りはカシス
のあとにモカフレーヴァーが抜けるよう。味わいのほうです
が、酸はほとんど感じません。完熟した黒系果実の果実味は
とてもストレートで、焦がしたシロップのよう、メンソールのニ
ュアンスもあり。タンニンは強烈ながらガチガチの荒くれ者で
はなく、噛み締めて美味いです。時間の経過とともに花のよ
うなアロマも現れ、甘さもやや落ち着いてきましたが、相変
わらず酸はどこへいったのかという感じ。スケール感はある
けれどそれに見合う奥行きがなさげ。跳躍力は相当なもの
ですが、距離がどこまで伸びるか・・・といった印象ですね。
正直好みは分かれるのもうなずけます。

ここまでのレベルのワインは価格に見合う美味さかは問題
でしょうけれど、美味しいか否かといったら十分美味しいと思
いますよ。少なくとも私は好みです。


日付 2006.12.5
銘柄 ザ・ファクター2003 トルブレック
産地 オーストラリア・バロッサ・ヴァレー
購入価格 12,800円
評価 18.5 (91)
感想 早いものでもう12月。一年ってほんとうにあっという間です
ね。暖冬といいながら師走の声を聞くや否やめっきり寒くなり
ました。最近ちょっと風邪気味でワインはご無沙汰でした。昨
日も連れの誕生日でしたが体調重視でワインは開けずじま
いでした。
そんなフラストレーションもあってか、続いて訪れる子の誕生
日に備えて試運転の意味もあってか、本日はワインを開け
ました。刺激を求めての若いシラー“ザ・ファクター”。

香りはプラム、イチジク、ブラックベリーとフルーツバスケット
のようにふんだん。香りからして凝縮感が伺えます。アタック
は熟した果実に気をとられするりと喉に収まりますが、ここか
らが真骨頂。甘苦シナモンのような複雑な液体は、スパイシ
ーかつビターなタンニンや樽味とあいまって重低音で喉の奥
に広がります。
嗚呼、風邪っぴきの喉にはちょっとえぐい。でも美味い。。。

それにしても改めて色が濃いですね。真紫で液体の脚も長
い。目が詰まっていて否定する隙すら与えない印象。しいて
挙げれば各要素が強すぎてやや集中力に欠けるところでし
ょうか。

レアルマドリードやバルセロナのオールスターが揃ったサッ
カーは見ていてワクワクしますが、同じく超絶的なレベルの
構造からなるザ・ファクターを飲めば、このワインを否定する
人はいないのではないでしょうか。もちろんまだまだ若く、飲
み頃は10年以上先。


日付
銘柄
産地
購入価格
評価
感想