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嗜好録 本編 vol.2

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市原ぞうの国                                     2006年3月25日

象の楽園

桜の花の蕾が開きかけてきた陽気の日、館山へイチゴ狩りに行き、その帰りに「市原ぞうの国」へ遊びに行きました。
この施設は、象が生涯を土の上で楽しく過ごせる楽園にしようと園長の坂本小百合氏が開いた動物園です。約70年といわれる象の寿命ですが、現在同園にいる象の年齢は最高齢で38歳ほど、最年少で8歳ほどだそうです。

昨年(平成17年)に上映され話題となった映画「星になった少年」にも出てきた(というか舞台ですね)動物園で、映画の主役ともいえるタイ生れのアジア象「ランディ」はやはり一番人気です。

ショーの開園が近づくにつれ、象使いを乗せてのっしのっしと山の上から歩いてくる象の姿を見ると、確かに都会の動物園では見られないような象の生き生きとした表情を垣間見ることができました。

象は1頭で一日に約100キログラムのえさ(果物や野菜)を食べるそうです。同園にいる象は7頭ですが、ほかにいる動物も含めて、相当な食費がかかるなぁと思いました。そんな心配をしていると、ショーの演目の都度に象が描いた絵やぬいぐるみなどを「ぜひお買い求めください」のアナウンスが流れ、しっかり商売しているなぁ(当たり前です)と皆で顔を見合わせました。
特に、「象の鼻に1,000円を渡すと、引き換えにパペットを運んでくるので皆さんやってみませんか」のコーナーは、いろいろなアイデアがあるものだと改めて感心しました。

ともあれ、象のショーは必見です。足を運んで見る価値はありますよ。
象のショーの一部を動画でご覧いただけます。起動まで多少時間がかかりますが、どうぞご覧ください^^
←画像をクリックで再生開始します。

象の上にいる「象使い」はタイから来ているそうです 左の象が「ランディ」です
ショーには観客も随所に参加。こんなシーンもあります 象のバスケットボール。二本足で立って「ダンクシュート」
サッカーボールも軽く蹴り飛ばします。当たったら痛そう^^; 象って本当に優しい表情ですよね
このほかにも、ショーには観客数十名VS象1頭の綱引きなどがあり、けっこう楽しめます。ちなみに大人と子供の混合チーム30人と象の勝負は、象の圧勝に終わります。象は本当に力持ちですね。

「ぞうの国」には、象のほかにもいろいろな仲間がいます。ほんの一部ですが、ご紹介します。そんじょそこらの動物園より充実していますよ。草食動物には餌をあげることができます。


赤沢温泉の旅(赤沢日帰り温泉館・DHC)                 2006年2月16日   

伊豆・赤沢日帰り温泉館へ

伊豆高原にほど近い、赤沢温泉郷にある「赤沢日帰り温泉館」に行って来ました。
ここはすぐ隣にある赤沢温泉ホテルの日帰り施設で、DHCが運営しているようです。
そのせいか洗い場のシャンプーやボディソープ類、パウダーコーナの化粧品が大充実です。さらに本格エステやタイ古式マッサージなどもあり、癒しに贅を尽くした施設です。女性に絶大な人気があるのもうなずけます。
また、日帰り料金が1,200円とリーズナブル(土日は1,600円)、タオルなどもすべて揃っているので、手ぶらでいけます^^

当日は平日にもかかわらず、昼には休憩処が満席になるほどの混雑でした。休日はもっと大勢でにぎわうのでしょう。
男性用パウダールームの化粧品。女性用パウダールームの化粧品はさらにこの上をいく充実ぶりです。

内風呂なのに眺望抜群
大浴場の扉を開けるやいなや、目に飛び込んでくるのは大海原。眺望重視で大きなガラス張り沿いに横長に配置された湯船は、どこに浸かっても目の前は海。寝湯や泡風呂、ジェットバスなど、体を横たえる設備が多いので、くつろぎながら景色を眺めることができます。この日は3階が女性、4階が男性の風呂になっていました。写真は全て4階の風呂です。
サウナルームから海を眺めることができるのも、この立地ならではですね。
大浴場は横長。DHCの湯(瓶湯)からの眺め 海と伊豆半島が広がります。
DHCの湯
4階の大浴場には、DHCの入浴剤を使った湯が3種類ありました。瓶湯が二つ、桶湯が一つ。それぞれオリーブミルクとオリーブみかん、檜アロエでした。月ごとに替わるようです。オリーブミルクは、甘ーいココナツミルクのようなアロマが漂い、ほんのりオイリーな湯でした。オリーブみかんは、その名の通りみかんの香りが漂います。ミルキーで肌がすべすべに^^。檜アロエはアロエの香りがしっかりとします。

わたしはオリーブみかんに湯が気に入りました。肌がしっとりするのはオリーブミルクでしたが、ほのかな柑橘の香りが体を癒してくれました。

DHCの湯の温度は40度くらいでしょうか。熱すぎずぬるすぎず、丁度良かったです。桶も瓶も大人一人が入って手足を伸ばすのに最適な広さで、目を瞑ると思わずウトウトしてしまいます。
入浴剤とはいえ、かわった趣向のいい湯でした。気持ちよかった〜。こうしてプロモーションすれば、家庭に帰ってDHCの入浴剤を使う人も多いのではと思いました。
わたしも家で試してみようかな。
手前から「オリーブみかん」「檜アロエ」「オリーブミルク」
オリーブみかんの瓶。大人一人で丁度良い大きさ。 オリーブミルクの瓶。あま〜いアロマにうっとり。
洗い場でもDHC尽くし
洗い場には大きいボトルのシャンプーが2本、コンディショナー2本、ボディソープ1本、フェイスソープ1本。シャンプーは、頭脂洗浄用とマイルドと2種類で。コンディショナーもそれぞれ専用。

大きな鏡があるのもDHCだからでしょうか。シャワーもノンストップで心置きなく洗えます。パウダールームにはムース類も充実しているので思いっきり頭も洗えます。

こうしたシャンプー類の充実も魅力の一つですね。
洗い場でもDHC商品が充実。
露天風呂は大パノラマ
内風呂と露天の景色は、同じですが、露天のほうがもちろん広がりのある景色になります。
湯船は深さが60センチほどと浅く、皆からだを横たえて石のへりによりかかって景色を眺めています。立つと石のへりは腰下くらいの高さですから、ものすごい開放感です。その分、危険かもしれませんが^^;
露天には寝湯と打たせ湯もあり、こちらも気持ちよいのですが、やっぱり横たえながらぼんやり海を眺めるのが最高でしょう。
露天風呂に横たわって海を眺めます。 露天の寝湯からはこんな眺め。
露天風呂で立ち上がると、この迫力。 予約状況を一目で確認できてユニーク。
食事とマッサージ、エステ
エステやマッサージが充実しているのもDHCならでは。
マッサージは2階で、エステは地下1階で受けることができます。マッサージは若干の空きがありましたが、エステは予約で満杯でした。聞けばあらかじめ予約しておかないと、当日直接では空きがないとのこと。コースは6,300円からとリーズナブルでした。
マッサージはフットマッサージが30分3,150円、全身マッサージが60分で6,300円とこちらも安いですね。

各階のエレベータ横にあるパネルでは、ホテルの空室やエステ、マッサージの予約状況などがモニターで確認できます。なかなかのアイデアですよね。

食事は1階にある露天と同じ眺望が楽しめる食事処でいただきます。伊豆の魚といえば金目鯛と鯵。金目鯛の焼き魚は単品で1,100円、鯵のたたき丼は900円。こちらも手ごろで美味しかったです。
金目鯛は皮がパリッと香ばしく焼けていて、身は脂がのって柔らかジュージー醤油などかけずとも美味しくいただけました。鯵のたたきは、ネギなど薬味は別になっていて、好みに合わせて和えて食べれます。これなら、ネギが苦手なかたも食べれますよね。鯵はたたきといってもおおきめに切ってあったので、身の食感が楽しめました。写真右の左下にあるのはかける胡麻ダレです。
金目鯛の焼き魚。定食セットにしました。 鯵のたたき丼。かなりのボリュームです。

大広間の休憩処は毛布と枕もあって思わず30分ほど寝てしまいました^^;
今まで行った日帰り温泉の中でもかなり好印象な赤沢日帰り温泉館です。次は泊まりで来てみたいですね^^オフ会にもピッタリですよ。

宿泊だと2食付で15,000円〜、スイートも数部屋あるようですが、値段はなぜか3,000円ほど高いだけ。モニターの予約状況を見る限りでは、(平日の話ですが)スタンダードルームに空きがあり、スイートルームが満室でした(スイートといっても4,000円ほどしか違いません)。宿泊客の話からすると、おそらく事前予約はスイートから埋めるのでしょう。ですから、当日行って空いているスタンダードの部屋に泊まるのが良策かもしれませんね^^;素泊まりは確か8,000円くらいだったような・・・。

ともあれ、日帰り温泉としてはらぶらぶわいんの太鼓判です。


冬の万座温泉                                2005年12月2日〜3日   

直行バスで万座温泉へ

冬の万座温泉に行ってきました。6月にはじめて訪れたとき、雪景色の頃の姿も見てみたいと思ったことから、今回の再訪となりました。宿泊は万座プリンスも考えたのですが、現在温泉がクローズとの情報から再び「万座温泉ホテル」にしました。常連客の話によれば、プリンスの温泉は万座温泉ホテルから引いているとのことでした。露天はかなりすばらしいそうです。

今回は新宿〜ホテルの直行バスを利用しました。バスはしっかりとした大型バスで、途中に関越の上郷SAや浅間酒造での休憩があり、片道5時間近いバスでの移動は思ったほど過酷ではありませんでした。ところで、長野原草津口駅そばにある浅間酒造は、試食が充実しています。こんにゃくや豆乳食材、豆菓子、漬物、日本酒ほか、さまざまな土産がふんだんに試食準備されています。店員はむしろ客に近づかないように遠巻きから勧めてくれるので、試食が苦手なかたも安心ですよ^^。1階が土産屋で2・3回が蕎麦類などの食事処です。団体客が多かったようですが、個人でも利用できます。
「離れにある露天・極楽湯」。粉雪が湯気に舞い、風情も極楽

雪景色の万座温泉
万座ハイウェイに入る手前あたりから雪が舞い始めました。正確に言えば、降っている標高に到達したのでしょう。路肩や道路沿いの林にもかなりの雪が積もっています。聞けば今年の初雪は10月22日あたりだったとのこと。通年よりかなり早いそうです。

万座温泉ホテルに到着すると、本格的なスキーシーズンに備え、入り口を補強工事していました。
あたりはかなり深い雪で覆われ、見渡す山々も白く雪をかぶっています。雪が舞う中バスを降りると、宿の女性がわざわざ乗客を出迎えてくれました。
万座温泉ホテル入り口外観 雪の山肌を望む部屋からの景色

姥苦湯

チェックインを済ませるとさっそく風呂へ。
館内にある大浴場「長寿の湯」には数種類の湯船があります。メーンは源泉100パーセントの「苦湯」ですが、強烈な硫黄泉であることから足し水をした湯船もあります。苦湯については、6月に行ったリポートもご参照ください。
長寿の湯内からドアを開けてすぐ外にある露天が「姥苦湯」です。万座温泉の湯は、ほかにもラジウム鉱泉や鉄湯などがありますが、基本的に硫黄泉。そのため、ゆで卵のような独特なにおいがします。
粉雪が舞う姥苦湯の露天風呂は、外気が零下ということもあって熱めです。顔に当たる風と粉雪の冷たさが、湯の心地よさを引き立てるようで、思わず湯船の中で大の字になって目を瞑り、しばし全身を湯に委ねたのでした。
粉雪が舞い込む姥苦湯 姥苦湯にはこのような願いも込められている

極楽湯

ホテル本館から歩いて80メートルほどのところに露天風呂・極楽湯があります。ここからさらに階段を下って別棟の廊下を進むと、ラジウム湯・鉄湯もあります。こちらも前回のリポートをご参照ください。
極楽湯は脱衣所にストーブがあるものの、衣服を脱いだ後は湯船までは20メートルほど歩きます。この間が寒いの何の!。廊下が終わり、ドアを開けるとお目当ての湯船が目の前に。しかし、零下の外気が一気に襲い掛かるので、飛び込むように湯船に浸かりました。湯はかなり熱めですが、凍える外気とどっちをとるかといわれたら、勿論湯船です。万座温泉ホテルに滞在した間はずっと雪が降り続けていたため、こちらの露天でも雪の中での入浴です。湯煙と粉雪の舞う風景。
これ以上なにを望めましょうか。また、夜の露天風呂もいいですね。同じく極楽湯では、雪が静かに舞い降りる中、注がれる湯の音だけが聞こえます。湯に浸かっている間、喧騒から離れたぜいたくな時間が流れます。

雪のシーズンはあれこれ移動するよりも、一つの宿にこもってのんびり湯を楽しむ。そんな選択肢にぴったりなバスプランでした。これから毎年冬の恒例になりそうです^^。
雪降る中での極楽湯。心地よすぎます 粉雪が舞う夜の極楽湯。いってしまいそう
ライトに照らされた白濁の湯と積もった雪 降り注ぐ雪の中を通って露天と本館を行き来


東京ディズニーシー ナットクラッカー攻略編 2005.11.20
プロローグ
TDSは景色が美しい
東京ディズニーシーは、大人が楽しめるテーマパークだと思う。アルコールが飲める店があり、アトラクションもコースター系が中心でスリル重視。ふと立ち止まって見渡せば、ロケーション抜群のスポットが疲れを癒してくれる。

シーズンごとに飾られるモニュメントも綺麗。冬といえばクリスマス。高さ20メートルくらいはありそうなツリーが飾られ、広場の象徴的な存在になっています(写真左)。

開放感あふれた空間にある大型のツリーには、大人も目を惹かれます。特に、日が落ちかける夕刻は幻想的。家族連れやカップルが思い思いに写真を撮っています。
綺麗なものを見ると、生きていることを実感しますね。
多数の電飾とオーナメント。夕刻の美しさはひとしお。
アトラクションも、ロケーション抜群。わたしはアクアトピアがお気に入り(写真左)。昼間は水上を走るダイナミックに動きに夢中になり、夜は一変して幻想的なライトアップに目を奪われます。

夏場には当然人気があるアトラクションですが、冬場もなかなかのもの。日中のポカポカ陽気に冷たい風を切って走ります。
人気のアクアトピア。夜は幻想的に(画像にポインタ)
ハーバーから望むホテルミラコスタ(写真左)。TDSの象徴ですが、どの角度から見てもいいですね。日常の喧騒を離れ、別世界に来たような気持になります。

クリスマスシーズンにハーバーで行われる「キャンドルライト・リフレクションズ」では、キャンドルが水上で輪を作ります。水上に現れたツリーはこれまた幻想的で、まさに「水上のクリスマスツリー」といったところ。
ミラコスタ。夜にはこんな光景も(画像にポインタ)

男には闘う時がある・・・
夢と魔法の王国で“目指せ福男!”(涙)

いよいよ今回のTDS本編です。最近、病に伏せがちな子供を励ますため、また、相方がディズニーリゾート好きなこともあって急遽やってきたTDS。

朝6時に現地着(開園8時30分)し、かなり気合が入っています(私以外)。そして、こんな早朝にやってきた理由をはじめて聞かされ、与えられた任務の重さを実感。「走って整理券を確保せよ」。
GETした整理券。これにて御役御免^^;(画像にポインタ)
クリスマスシーズンに入り、この時期限定のショー「ミニーのナットクラッカー」が行われていますが、一日5回行われるこの催しは超人気だそうで、ミラコスタ宿泊者がパーク開園前に優先的に並べることから、通常の来園者が残ったよい席をとるのは至難の業らしいのです。そのため、開園と同時にパークの奥にある整理券配布場所までのプチマラソンが繰り広げられるそうなのです。

そこで白羽の矢が立ったのがわたし^^;。開演前の門に並んだのは前から3番目くらい。このブースがいくつもありますから、開園と同時に一斉に走るのでしょう、あな怖ろし。見渡せば、TDSに似つかないジャージ姿の男が柔軟体操をしています。これは本気で走る輩ばかりだ。どこかの神社で正月に「福男」をめざして境内まで突っ走るのを思い出しました。まさにそれだ・・・。

・・・結果、無事整理券を手に入れることが出来ました。アリーナ前のど真ん中、Gの11〜14まで。大役を果たし、疲れがどっとこみ上げてきましたのを覚えています。

しかし、振り返らないわけにはいかないでしょう^^;
開門と同時にミラコスタをくぐった橋の手前あたりまでキャストに先導され、その後キャストの合図?で一斉スタート。中には転ぶものもいましたが、何とか走りきりました。その姿は絶対に誰にも見られたくないものです(T.T)。結果的には真正面の最前列をもらえましたが、これは早い順に奥から席が埋められるようなので、ショーが見やすい席かどうかは運次第ですね。ちなみに、整理券が必要な1時40分、3時30分、5時40分のうち、5時40分は夕暮れのライトアップが綺麗で一番人気らしいです。わたしは1時40分を選びましたが、希望者は少なかったように感じ、穴場だったかもしれません。カメラでショーを撮るかたは、時間的に逆光になりますが。

サンタの煙突。油断することなかれ。
クリスマス期間ということで、別途有料一人一回500円のゲームが2種類ありました。いずれも小さなふわふわボールを転がすもので、「サンタのえんとつ」と「だんろのくつした」。「サンタのえんとつ」は転がしたボールを、障害物や段差の先にあるくぼみに入れるもの。「だんろのくつしたは」勢いよく転がしたボールが上に上がり、ぶら下がっているくつしたに入れるもの。

らぶらぶわいん家族は「サンタのえんとつ」に挑戦しましたが、これがなかなか難しい。障害物をよけて転がすこと自体がうまくいきませんでした。でも、参加賞にキャラクターのピンバッジをもらい子供は満足していました。うまくはいれば、ミッキーやミニーのクリスマスバージョンのかなりしっかりした(30センチ大)ぬいぐるみがもらえます。

オリエンタルな建物はボルドーのコス・デストゥルネルか?
ベタなネタですみませんが、右写真を見てなんだと思いますか?。オリエンタルな雰囲気ただようこの建築物は、“アラジン”をテーマにした一角にあります。この中にある“マジックランプシアター”では、映画“アラジン”をモチーフとした、半分漫才のショーや、船に揺られてシンドバッドの世界を旅する“シンドバッド・セブンヴォヤッジ”などが行われています。
ボルドーのシャトーではありません。
東洋風の宮殿。シャトー?中は別世界(画像にポインタ)

本格ミュージカルにサンタのラインダンス!

TDSには、本格ミュージカルの醍醐味を気軽に観賞できる「アンコール!」があります。今回はクリスマスバージョンでしたが、タップダンスやラインダンスなど見ごたえ十分でした。外国人をメインとし、日本人も混じって歌やダンスを披露していました。ショーは30分ほどなので、子供連れでも丁度良い時間だと思います。

特に、クリスマスということでサンタの衣装を着た女性約20人によるラインダンスは華々しく圧巻でした。ちなみに劇場には二階席もあります。
アンコール!のひとコマ
アンコール!の建物。ブロードウェイの雰囲気があります。

TDSにアイスリンク出現!
冒頭で紹介した“ミニーのナットクラッカー”が始まりました。アリーナのセンターど真ん中。ツイていました^^;。物語「くるみ割り人形」のシーンをテーマにしたショーです。
何といっても驚いたのは、ステージでの踊りだけでなく、アイスリンクをしつらえてあることでした。直径7〜8メートルくらいですが、氷上を滑る妖精やミッキー・ミニーの姿には客席も大いに沸きました。フィギィアスケートをこんなに間近で見たのは初めてでした。
氷上を滑る妖精(右上)とミッキー・ミニー(左下)。
←画像をクリックすると、ショーの様子を動画でご覧いただけます(らぶらぶわいん撮影・約30秒)。
ミッキーやミニーのスケーティングや、ショーの雰囲気などをお楽しみください。
※開くまでに少々時間がかかります^^;。また、音声が出ますのでボリュームなどご注意ください。
ミッキーとミニーは、着ぐるみを着ているにもかかわらず(夢を壊してすみません)、あれだけ自由に滑るのですからたいしたものです。
日差しを浴びた銀盤が輝いて綺麗で、出演者らの衣装ともマッチしていました。
子供たちもキャラクターの衣装がかわいいと言っておりました。

ただ、ゆったりとした時間を楽しむTDSの中では、必死に席
をとらないと見れないショーのでちょっと複雑な心境でした。これだけ良いショーですから、多くの方に見るチャンスがあったほうがよいと思います。整理券を受け取った後に、ふと目をやると、800メートル以上はあろうかという長蛇の列ができていました。開園と同時に来た人にとって整理券をとることは本当に困難なのです。遠方などから来る方のため、11時50分と午後7時30分の回は整理券でなく、直接並んで席をとる制度にしているようですが、これも何時間も前から並ぶんでしょうし、当日抽選にするなど、改善してほしいものです。
とはいえ、素晴らしいショーであることには間違いありません^^。

サウンド・オブ・クリスマス

S.S.コロンビア号前で行うショー(ミュージカル)。通常は“セイル・アウェイ”として行っていますが、クリスマスバージョンのようです。

誰もが知っているクリスマスソングをハモって熱唱!夕暮れ時だったこともあり、なかなかよい雰囲気でした。途中からはキャラクターも登場して大盛り上がり。子供たちのテンションも上がっていたようです^^

美声に酔いしれる。キャラクターも登場!(画像にマウス)
ところで写真の女性、よくプライドなど格闘技試合の選手コールで、巻き舌を披露している女性に似ていませんか?この日のショーでも歌の中での巻き舌でピンときたのですが。本人でしょうか?別人でしょうか?。


青森・秋田の旅〜不老ふ死温泉・玉川温泉・乳頭温泉編
2005年9月1日〜3日
乳頭温泉「鶴の湯」。噂に違わぬ横綱級の極上温泉。

青森県・深浦 千畳敷
千畳敷から海を臨む。潮風が心地よい。 千畳敷から突き出る岩場。雄々しい姿。
鯵ヶ沢から海岸沿いをドライブ。20分ほど南下すると、深浦町に入ります。ドライブしながら見える海はどこか太平洋とは違う落ち着きと勇壮さを感じます。初の日本海に感動です。ここ深浦の海岸には、リアス式海岸のような美しい千畳敷があります。千畳の広さがあるといわれていますが、もっと広いのでは^^;。

海は深い青で、澄んでいます。「綺麗だな〜」としばし絶句。ごつごつした岩は、どこまでも続いているようで、海との際まで行っても、着くとまだまだ先があり、きりがありません。まさに石畳で自然が造った造形美にこれまた感嘆です。

ここでは、新鮮な海の幸をいただきました。千畳敷のすぐ前にある「千畳敷センター」では、地元で獲れる海の幸を味わえます。外にある席で潮風とともに食したのは、「岩牡蠣」800円、サザエのつぼ焼き500円と、うに丼2,000円。岩牡蠣は生のままレモンを絞っていただきました。大振りの身は、潮の味がそのまま乗っていて風味豊か。ミルキーでエキスがジュワーっと口中に広がります。サザエのつぼ焼は、貝も大きいですが、中に詰まっている身も大きいこと!熱々を頬張りました。コリコリと噛み切れない独特の締まった身とほろ苦い肝が美味しいです。

雲丹丼は普通の茶碗ながらもご飯の上にはめかぶと雲丹がぎっしりと乗っています。黄金色
海岸の程近くを走るJR五能線マリンリゾート号。
千畳敷海岸の海。青さと透明感が綺麗。
で、黄色に近い雲丹は、醤油をかけなくてもそのままでいけます。甘いこと甘いこと^^。雲丹だけで食べれば甘さに笑顔、ごはん、めかぶと一緒に食べれば潮の風味に笑顔。

ちなみに、岩牡蠣の旬は8月一杯だそうです。こちらのメニューでも、あと1週間ほどで終了するとのことでした。
メニューは、このほかにも3色丼(雲丹、イクラ、旬の魚類)1,700円や、海鮮ラーメン(1,400円)もあります。サザエは一個350円〜550円くらいで時価、岩牡蠣も時価です。岩牡蠣1個800円は強気な金額だと思いましたが、美味しさは満足でした。鯵ヶ沢のスーパーでは、同じくらいに大きい牡蠣が1個400円〜500円くらいで売っていました。

ここ深浦や鯵ヶ沢はイカの名産地でもあります。海沿いの道路では、いたるところでイカが干されています。「千畳敷センター」でも、干しイカやイカ焼を1枚300円で売っていました。後ほど紹介しますが、産地で食べるイカ焼は最高です。大きさとイカの旨みと焼いた香ばしさ…次回は、ここでイカも食べてみたいですね。

ところで、「千畳敷センター」では、看板娘のお姉さんが綺麗でした。お姉さんの笑顔を見るだけでも、訪れる価値があります^^皆さんも鯵ヶ沢・深浦を訪れる機会があれば是非。
平日ということもあり、団体客のほかは客がほとんどいなかった千畳敷。繁忙時はどの程度混雑するか分かりませんが、少しながら波打ち際に浮いていたごみが目にとまりました。地元の人間ではないので偉そうなことはいえませんが、これだけすばらしい自然はいつまでも大切に守りたいですね。

ところで千畳敷近くには「カブト岩」なる大きな岩があります。海から突き出るその形はまさに「兜」、映画「大魔神」の兜のようです。千畳敷を含め、自然が造る造形美に感動しきり。鯵ヶ沢〜深浦〜黄金崎の海岸線はとても美しいものでした。こんなところに住んでみたいな…^^。
うに丼。器は小振りながら雲丹がぎっしり。
大きな岩牡蠣。ミルキーで甘い。
サザエのつぼ焼き。身が大きい。
青森県・鯵ヶ沢 海の駅「わんど」
海の駅「わんど」。海産物など地元の食材が何でも揃う。 鯵ヶ沢名物の「イカ焼」。とにかく身が大きく味わい深い。
「わんど」とは、津軽弁で「僕たち、わたしたち」といった意味。ちなみに方言で「わ」はわたし。「な」はあなた。を指します。「わんど」では、新鮮な海産物が、スーパーマーケット感覚で買えるほか、野菜なども売っています。もちろんお土産品も豊富。

ここでは、名物の「イカ焼」をいただきました。大きなイカが300円。マヨネーズをつけるのも美味しいですね。でも、そのままこうばしいのをいただくのが一番。鯵ヶ沢には、イカ焼の店が並ぶ「イカ焼通り」なる道もあります。海の幸豊富な鯵ヶ沢、いいところです。ちなみに、「わんど」の2階は、鰺ヶ沢相撲館〜舞の海ふるさと桟敷〜があります。そうなんです。鯵ヶ沢は舞の海関の故郷なんですね。鯵ヶ沢駅前には、「舞の海」の名を冠にしたたこ焼きなどを販売するスタンドがあります。
青森県・深浦 不老ふ死温泉
絶景の先にある不老ふ死温泉(画像にマウスポインタ) 施設前の排水溝からもこんこんとあふれ出る温泉。
「わんど」からさらに国道101号線を南下すること1時間。道路から見える海の絶景を眺めながら車を走らせると、世界遺産の白神山地のほぼ西に「不老ふ死温泉」があります。施設の外観は割りと綺麗で、ホテルのような佇まい。入り口脇の排水溝からは、温泉が溢れています。温泉好きにとっては、こうした湯量をはかり知る光景が嬉しいのです。

入浴は、大人一人600円。露天は内湯から歩いて1分くらい離れているため、入場券と引き換えにオレンジ色のテープをもらい、手に巻きます。まずは内湯へ…

【不老ふ死温泉データ】
地下200メートルから湧き出す源泉は49度。ナトリウム、カルシウム、マグネシウムを主成分とし、神経痛、腰痛、リュウマチ、皮膚病などに効能があります。

目隠しがあるものの、目の前に見える景色は海一色、胸が高まります。温泉の色は黄土色に近い茶褐色です。知人からは赤茶と聞いていたのですが、今日は黄色に近く感じます。温泉に行くと、つい味見をしてしまうのがらぶらぶわいん流。源泉かけ流しの食塩泉は、まさに塩水の中に浸かっているよう。擦り傷などがあれば当然ヒリヒリします^^;

湯は10センチほどで先が見えなくなり、かなり濁っていることがわかります。「温泉の良し悪しは内湯に現れる」が持論ですが、不老ふ死温泉は、比較的大規模の温泉施設ながらまずまず手が行き届いた管理がされているようで、施設、湯ともに十分合格でしょう。ただし、食塩泉は、他の泉質と若干違い、まさに海水浴をしたあとのようにからだがゴワゴワするので、ハードな湯といえます。特に、露天風呂では海からの潮風の影響もあり、この特徴が顕著です。好みは分かれるところでしょう。

露天風呂は内湯から見えるほど近いのですが、一度施設を出てから歩いて移動します。外見は
不老ふ死温泉の内湯。目の前には日本海が広がる。
内湯をアップで。黄土色の湯は塩辛い。
外にある露天風呂外観。右が女性用、左が混浴。
海水浴場のシャワー施設のようですが、その奥には見事な露天風呂があります。この露天風呂からの景色を見るために訪れるかたも多いのでは。ひょうたん型の湯船は、海面からは1メートル50センチくらいの高さでしょうか、ほぼ海面がフラットに見えます。この日は風がおだやかで、心地よく湯船に浸かることができました。ゆったりと腰を下ろして眺める海は最高です。

不老ふ死温泉の褐色の湯に白いタオルは禁物です。まさに染物のようにタオルが黄土色に染まります。なかなか色が抜けないそうです。女性が白いタオルを巻いて入浴していましたが、あがるときは見事な黄土色に染まっていました。
混浴の露天風呂。絶景に時の流れも忘れてしまいそう。
湯船にゆったりと腰を下ろして日本海を望む。 湯は塩辛く海水のよう。ゴボゴボと音を立てて湧き出ます。
青森県・鯵ヶ沢 じょじょ長屋
鯵ヶ沢駅。学生とそれを送迎をする自家用車が多い。 じょじょ長屋の店内。コンセプトは「昭和ノスタルジック」。
「じょじょ(魚魚)」とは津軽弁で魚屋の魚のこと。鯵ヶ沢では有名なホテルグランメール山海荘、ホテル山海荘が直営する居酒屋で、鯵ヶ沢駅から徒歩5分。
幻の魚といわれるイトウが食べられる店としても有名です。

店内は、入るとまず大きな生簀が目に入ります。魚、貝、海老などが泳いでいます。なるほど、新鮮な魚を食べれるわけですね。
雰囲気はレトロで、ところどころに昔懐かしいホーロー看板や駅表札などがあります。

注文したのは貝味噌定食1,200円。貝の上で焼きあがった帆立に、溶き卵をかけていただきます。ちょっと薄味ですが、新鮮な帆立に満足です。刺身はイカ、マグロ、ハマチで何れも新鮮そのもの。ビールのつまみに出てきた野菜「みず」も、シャキシャキして美味しかったです。こちらでのイントネーションは「みんず」です^^。そうそう、茶碗蒸しも特徴があるんですよ。カスタードプリンのように甘いんですね、これが。地元の人によれば、甘い茶碗蒸し=おふくろの味で、自分の家で作るのはもっと甘いとのことでした。デザート感覚で食べました。美味しい発見でした。

このほかにも、刺身定食や寿司などのメニューもありますが、何れもボリューム満点です。東京で食べるよりも新鮮で低価格。漁港のある地元ならではですね。
貝味噌定食。刺身も絶品。土瓶蒸し付き。
新鮮な帆立貝の味噌焼。やや薄味。
秋田県・八幡平 玉川温泉
自炊しながら湯治もできる玉川温泉の宿泊施設。 客は高齢層が圧倒的に多い。湯治に優れた湯の証だ。
東北自動車道を鹿角八幡平ICで降り、これぞ山道ともいうべき国道341号線をひたすら南下すること1時間半、突然「玉川温泉」の標識が目に入ります。噂に聞いた湯治の名湯との思わぬ遭遇に嬉しい悲鳴。国道から左にそれ、急勾配な坂道を下ると、人であふれかえった建物につきました。

道も館内もほとんどが老人。送迎バスが次々と到着し、人の流れが止まりません。山道からほんのすこしはずれたところに、こんなに人がいるとは誰が想像するでしょうか。まして今日は平日。館内はお世辞にもきれいとはいえませんが、この人の山が玉川温泉の湯力を何より物語っているのでしょう。どこか「千と千尋の神隠し」に出てきた湯宿を思わせる、温泉が主役のシンプルで大きな温泉宿です(宿収容690人)。環境省指定の温泉保養宿でもあります。

玉川温泉の湯はラジウムを含むとともに、塩酸を主成分とした強酸の湯です。効能は神経痛、リュウマチ、胃腸病、糖尿病、皮膚疾患、循環器疾患など。入った感触では、草津の湯をはるかに上回る強酸です。源泉からは、摂氏98度の熱湯が、毎分9,000リットル湧き出ます。一箇所の源泉から出る湯量は、日本一だそうです。湧き出した湯は、幅3メートルの湯川となって流れています。

湯船は数種類あり、強酸の源泉100パーセントの湯や源泉50パーセントの湯、寝湯、打たせ湯などがあり、一つだけ「露天の湯」という名の乳白色の湯もあります。しかしながら、やはりメーンは強酸の源泉の湯でしょう。体に少しでも擦過傷などがあれば、強酸の刺激が傷を刺し、湯で顔を拭おうものなら強酸の湯が目にしみ、しばらくまぶたが開けられなくなります。何と屈強な湯なのでしょうか。体力を奪われるほどの強酸の湯は、心して入るべきでしょう。湯に圧倒されたいかたは是非^^。
これほどシンプルな寝湯は珍しい。むしろ心地よい。
刺激がかなり強い、塩酸が主成分の強酸の湯。
秋田県・乳頭温泉郷 本陣 鶴の湯
乳頭温泉の筆頭格といえる鶴の湯 事務所の横にある橋を渡ると湯舎がある。
玉川温泉から国道341号線をさらに40分ほど車で南下し、さらに県道194号線を東に走ると乳頭温泉郷に入ります。
乳頭温泉郷には源泉が4つ。温泉旅館が7つあります。泉質は含硫黄、ナトリウム・カルシウム、塩化物の炭酸水素泉。乳白色でほのかな酸味。硫黄臭があります。乳頭温泉にはいわゆる「温泉街」はなく、日帰り専用の風呂もありません。車で走れば狭い範囲ですが、それぞれの宿は離れた場所で静かに湯を守っています。

鶴の湯温泉は乳頭温泉の中でも一番著名な湯。本陣と呼ばれる萱葺き屋根の建物は江戸時代からあり、宿舎として機能しています。黒くタールで塗られた壁は、落ち着いた風格が漂います。温泉は本陣の奥にあります。

ここを訪れた人は、皆きっと素朴ながらも江戸情緒が漂う門の前で立ち止まることでしょう。左右に奥へ広がる本陣と宿舎。その間を歩く時間はわずか1分ほど。この時間が何とも幸せな気分になります。まるで江戸時代へタイムスリップしたようです。萱葺き屋根の建物はもちろん、何も手を加えない、近代さを一切感じない昔ながらの調度品の数々。ここでは琺瑯看板の存在も違和感がありません。

館内で目にとまるもの一つ一つを見ているだけでも楽しいものです。懐かしいポスターや達磨ストーブ。売られているというより置いてあるだけに近い、昔の駄菓子。水場に流れる冷たい沢の水で冷やされたビールやジュース、トマトに胡瓜(もちろん売られています)。ここにいると、何とも優しい気持になります。何もないことがとても贅沢に感じます。このまま時間が止まってほしい…

さて、温泉。鶴の湯温泉の魅力は何といっても乳白色の湯。同じ乳白色でも、万座温泉の湯が黄色に近いなら、この鶴の湯温泉は牛乳のように白く、なめらかでやわらか。それでいて密度がしっかりあります。足し水もしていないのでしょう、かなりの熱い湯です。

鶴の湯には、男女それぞれ内湯に「黒湯」と「白湯」があります。男性は同じ舎内に両方の湯があり、好きなときに交互に楽しむことができます。一方、女性は黒湯と白湯が別舎となっているため、一度出て着替えないと入れません。日帰り客にとっては少々面倒かもしれませんね。
橋から露天風呂の内湯舎を望む。
「鶴の湯」の事務所。なつかしい佇まいです。
こんこんと流れる清水で冷やした飲み物や胡瓜、トマト。 主に日帰り客用の休憩所。ノスタルジックだ。
鶴の湯にある内湯の一つ、「黒湯」。 白色の奥に墨をたらしたような黒さが。気のせいか?
鶴の湯にある「黒湯」はその名の通り、若干墨を混ぜたような白色。湯船はおよそ1.5メートル四方と狭く、2人ほど入るともう満員です。勢いよく流れ入る湯は熱く、やや固め。湯渡しには硫黄質が付着し、長年に渡って注ぎ続けてきた黒湯の歴史を感じます。小さい湯船に浸かりながら古い梁の天井を眺めていると、まるで常連のような気分になってきます^^。

もう一つの内湯、「白湯」は柔らかな湯。淡い乳白色で透明度もあり、お米のとぎ汁のようです。こちらも湯は熱く、体の芯まで成分が行き届くようです。湯船は約2メートル四方で黒湯よりやや広め。このくらいの広さの湯船が一人で浸かるには最適と感じます。湯の出入りが丁度よく、湯も冷めず、脚をゆったり伸ばすことができます。端では屑状になった湯の花が舞っています。

鶴の湯温泉に来たら、まずこの「黒湯」と「白湯」に入ってからメーンの露天に入るとよいでしょう。先に熱い湯でじっくりと温まれば、程よい湯加減の露天風呂に長時間、ゆったりと浸かることができます。
二つの内湯だけでも十分に勝負できる、そんな鶴の湯温泉です。
こちらは「白湯」。黒湯に比べて柔らかい湯質。
混浴の露天風呂。白く、まるで牛乳のようになめらか。 露天風呂から見る「白湯」の湯舎。
紹介が遅れましたが、鶴の湯温泉の立ち寄り湯は一人500円です。

内湯で温まった後、満を持して露天風呂へ。内湯からも木の渡り道がありますが、外に女性客が多い時はちょっと恥ずかしいかもしれません。露天用の脱衣所は2か所あり、一つは露天にある屋根の下のわずかなスペース。もう一つは露天にある内湯の脱衣所です。屋根の下の脱衣所は、すぐ横が露天内風呂への通路なので、実質外から丸見えです。着替えるなら内湯の脱衣所がよいでしょう。
ちなみに内湯は、1メートル四方くらいで先に紹介した黒湯よりさらに小さい湯船です。

脱衣所から露天風呂目指して外に出ると、まず目に入るのが、高い位置から打ち下ろす一筋の打たせ湯。打たせ湯は体に当たった感触が見た目よりも意外と勢いあるんですよね。温度は高めのようで、皆「熱っ!」と一瞬たじろぎますが、熱い打たせ湯は慣れるとけっこう癖になります。わたしも立ちながら、木のイスに座りながらと10分ほど楽しみました。

そしていよいよ混浴の露天風呂へ。これぞ乳白色というべき美しい白。牛乳のような白。なめらかで手の中ではっきりとシルクのような手触りを感じる湯です。原生のススキなどが湯に垂れて、自然と共生しているように感じます。また、底が大きな砂利石というのはお年寄りなどへの心遣いなのでしょうか、これなら立っていても座っていても滑ることはないと思います。

炭酸水素泉のせいか時折湯の底から小さい気泡がプツプツと立ち上がってきます。改めて「温泉は生きているんだな・・・」と感じました。たゆまなく湯船を一杯に満たす乳白色の湯に、身も心も委ねたまま30分程のんびりと浸かりました。
実は「鶴の湯」の露天には二日間通いました^^
写真左は簡易脱衣所。
露天風呂にある打たせ湯。熱めの湯はやみつき。
秋田県・乳頭温泉郷 黒湯温泉
黒湯温泉へ降りる入り口。 黒湯温泉事務所。質素な佇まい。
乳頭温泉郷の一番奥にあるのが「黒湯温泉」。鶴の湯への道もそうですが、道なき道といったボコボコに荒れた道を走るとたどり着きます。駐車場につくと「黒湯」の看板があり、ここから山道階段を下って黒湯温泉に行きます。ちなみに、途中、もうひとつの温泉旅館「孫六」への分かれ道があります。事務所につくと、受付で500円を払い、再び温泉タイムです。

まるでウオークラリーのような湯舎への案内板をたどって敷地内を下っていくと、乳白色の湯がブクブクと湧き上がる源泉があります。この光景は温泉好きにはたまりません。源泉にはいつも心躍ります。それにしても、ごつごつした黒ずんだ岩や石にたまる乳白色の湯とのコントラストが美しいこと。「黒湯温泉」は単純硫化水素泉、酸性硫黄泉で、鶴の湯にあった黒湯と色が似ています。でもこちらのほうが白色が強いかもしれません。

ふと源泉の脇を見ると、何とも目を疑う奇異な形の御神木があります。「うぬ…」言葉が出ません^^;聞けばここを訪れた湯治客が彫ったものだとか。硫黄の成分で黒く変色しているものもあります。杯などが供えてあり、しっかりと祀られているようです。その近くにはさらに新しい御神木がありました。何度見ても照れてしまいます…。考えすぎでしょうか。
湯気をたてて湧き出る源泉に心躍る。
源泉のそばにある御神木(画像にマウスポインタ)
ひっそりと佇む内湯の湯舎。 黒湯の内湯。こんこんと注ぎ込む湯は頼もしい限り。
「黒湯温泉」の内湯は、古めかしい平屋に男女それぞれあります。湯船は2.5メートル×4.5メートルくらいで、なかなか広いです。湯はやはり熱め。窓からの景色は岩と木々ですが、ここでも飾らず「ありのままをそのままに」といった佇まいです。平日ということもあり日帰り入浴客の姿はほとんどなく、大きな湯船を独り占めの内湯タイムでした。

内湯の外には、打たせ湯もあります。乳頭温泉では、打たせ湯がかならずといっていいほどあります。特徴なのでしょう。ほとんど透けてしまいそうなボロボロの簾が打たせ湯のドア代わり。札を入浴中に裏返していざ当たります。ここの打た
露天風呂。周囲の自然とうまく調和している。
せ湯は、足もとに20センチほど湯がたまるようになっているので、腰をおろしてもそこそこ温かいです。打たせ湯として単独の湯舎のため、入るにはここで着替えなければいけません。外から中が見えてしまうため、入浴をためらうかもしれませんが、黒湯温泉を訪れたならぜひ挑戦してみてください。

黒湯温泉の露天風呂は、事務所の隣にあります。湯船二つあり、どちらも乳白色。小さい露天風呂のほうはちょっとした橋を渡って入ります。湯船に浸かった眺めは、岩肌や草むらですが、露天風呂が違和感なく自然と一体となっていることに好感が持てます。ちょうど雨が降ってきましたが、東屋の屋根から落ちる雨粒をながめながら肩までとっぷり湯船に浸かるのは乙なものでした^^

鶴の湯温泉と並んで乳頭温泉郷を代表する黒湯温泉。湯宿としての変化に富んだ地形を生かした佇まいは鶴の湯本陣に堂々と肩を並べます。また乳頭温泉郷を訪れた際は、はずせないですね。全般に、湯は固め。物腰静かな印象。秘湯の趣は十分でした。
打たせ湯は2本。中は意外と広い。
秋田県・田沢湖高原温泉 プラザホテル山麓荘
プラザホテル山麓荘。価格以上のサービスが嬉しい。
プラザホテル山麓荘。実は、今回の旅行は「いったい誰が儲けているの??」というくらい格安だったので、ホテルや旅館には、過度の期待を抱いていませんでしたが、正直このホテルは館内は清潔で高級感もあり、接客も丁寧。湯も十分に満足がいくものでした。食事はきりたんぽ鍋や、男鹿の塩で陶板焼きにした豚肉などでそこそこのボリューム。地ビールもいただきましたが、「ぶなの森」は白神山地のブナの天然酵母
田沢湖ビール「ぶなの森」
と、ブナの森が貯えた水で仕込んだビール。やや酸っぱくちょっと癖があります。でも決め細やかな飲み口で美味しい!もうひとつ飲んだピルスナーは、さっぱりとしていてさらに飲みやすい。バドワイザーに似ています。

そして肝心の温泉。こちらの温泉は、駒ケ岳の冷水を加熱したいわゆる「お風呂」の大浴場と、乳頭温泉から源泉を引いている「仙人の湯」があります。仙人の湯は大きな湯船で、乳頭温泉郷で訪れた秘湯の数々に比べれば趣はありませんが、湯は確かなものです。

プラザホテル山麓荘の目玉は、なんと言っても酵素風呂(別料金・1,000円)です。酵素風呂とはヒノキのオガ粉を酵素で発酵させ、その発酵を熱源に発汗を促すもので、美容効果などが期待できます。ヒノキのオガ粉は砂のようで、砂風呂に入るのと同じ要領で入ります。1回15分ですが、5分ほどで体から玉のような汗が吹き出ます。あがってシャワーを浴びすろ、お肌はもうすべすべ。やめられません^^

「仙人の湯」へいく廊下に絵画が多数並んでいます。その片側は相田みつを氏の作品で、改めて読むと「その通りだよ、うんうん」とつい立ち止まって頷いてしまいます。

乳頭温泉郷を巡るには、位置的にも車で5分くらいとよい立地のホテルです。
乳頭温泉から源泉を引いている「仙人の湯」
酵素風呂。ヒノキのオガ粉を酵素で発酵させたもの。
ロビーの風景。「東北に来たな〜」と実感。 相田みつを氏の言葉が多数飾られている。
秋田県・乳頭温泉郷 妙乃湯温泉
「金の湯」にはゆったりと寝そべる枕木がある。
古風ながらもモダンな造り、上品で落ち着いた調度品や館内設備。古き日本の風景なのに、洋館のエッセンスが随所に漂う、妙乃湯温泉。乳頭温泉郷の中で、女性に圧倒的な人気を誇る温泉です。温泉は、泉質が異なる「金の湯」と「銀の湯」に別れ、内湯や露天にそれぞれ注がれています。「金の湯」は酸性・マグネシウムカルシウム・硫酸塩泉でその名の通りやや黒みがかった淡い黄金色一方、「銀の湯」は単純温泉でやや硬い湯。

内湯は壁に囲まれてやや薄暗い中、ほんのり燈されたランプの灯りが雰囲気を醸し出しています。半露天風呂が開放感も創出し、なかなか工夫された飽きない風景です。これなら何分でも浸かっていれそうです。湯は、鶴の湯や黒湯ほど熱くなく、長時間でも入っていられそうです。内湯には、湯底に腰を下ろし、体をもたれかけてゆったりとくつろげる枕木が二つあります。これはいいですよ^^もう身も心も湯に預けて、しばし時間が経つのも忘れて目を瞑ります。癒されます…。

そして目を開けると、ランプの柔らかな灯りに照らされた湯とタール塗りの趣きある壁が目に入り
妙の湯玄関。雨が降っていたので番傘を借りました。
男性内湯「金の湯」。古風かつモダンな造り。
ます。和みます…。なんだか大正モダンないい感じの雰囲気です。
妙乃湯の自慢は何といっても混浴の露天風呂・妙見の湯。眼前の滝や山林を見ていると、もう夢見心地。ただし、ここは女性に人気の宿(湯)。うっかり景色に気をとられていると、周りを女性に囲まれてしまうので要注意^^

すっかりよい気分になって玄関を出ると、雨が強く降っています。ふと見ると番傘が。お借りして車へ。こうした心遣いも嬉しいですね。宿のスタッフも終始笑顔で快く迎え、送ってくれました。そういえばスタッフはおそろいの作務衣を着た女性ばかりでした。乳頭温泉はそう気軽には来れない距離ですが、ぜひ泊まりたい宿です。ほんとうにおしゃれな一軒宿です。
男性内湯半露天からの風景。和む…。 混浴露天風呂 妙見(みょうけん)の湯
妙見の湯は「金の湯」。そういわれれば金色かも… 混浴露天の半内湯 「銀の湯」
秋田県・乳頭温泉郷 鶴の湯温泉別館「山の宿」
「山の宿」の外観。太い木を組んだ玄関です。
鶴の湯温泉へいく途中の険しい山道に、同温泉別館「山の宿」はあります。ここでは日帰り入浴はできませんが、囲炉裏のある個室で、くつろぎながら昼食をいただくことができます。

大きな木で組まれた屋根がある石階段を登り、玄関に入ると、これぞ一軒宿といった雰囲気漂うロビーが目に飛び込んできます。女将に案内され、廊下進むと、なんと鹿など山の動物のはく
囲炉裏端でいただく鶴の湯温泉名物「山の芋鍋」 製が。う〜んジビエです。
案内されたのは囲炉裏がある個室。落ち着いた雰囲気で空気が静か。山の中の一軒宿ってこんなに静かなんでしょうか。

注文したのは鶴の湯のみならず、乳頭温泉や田沢湖名物として知られる「山の芋鍋」。歴史は新しく、1,980年(昭和55年)に当時田沢湖高原ホテルで料理長をしていた斉藤忠一氏のアイデアから生れたそうで。つなぎを一切使わない、山の芋だけの団子は、もちもちした食感と山芋本来の甘みある滋味が美味しいです。

鍋の中は、山芋団子のほか、ネギやキノコがふんだんに、ジビエの肉が少し入っていて、山の幸の旨みが凝縮されています。味噌仕立てながら野菜などの風味が生きていて、全ての素材が混ざった素朴な味です。美味しい〜。
付け合わせの小鉢も、山菜や豆腐などをふんだんに使ったもので、種類豊富で飽きません。

「山の芋鍋定食」にはAとBがあり、Aは岩魚の塩焼き付です。こちらも大振りの岩魚をあら塩でこんがりと焼き上げ、香ばしくて美味しいですよ。

今回の旅行で一番のグルメヒットは文句なく山の芋鍋で決まりでしょう。鶴の湯本陣でもいただけますが、共同休憩所持ち込みになるので、「山の宿」なら落ち着いて食べれます。
椀に取り分けました。あつあつをいただきます。
「山の芋鍋定食」。岩魚塩焼きが付いて2,000円。
山の宿のロビー。廊下には鹿などのはく製も。 食事は囲炉裏のある個室でいただきます。


草津&万座温泉 2005.6.19〜20
草津を凌ぐ湯を発見〜万座温泉
今回は草津&万座温泉に行ってきました。草津といえば、私の一番のお気に入りの温泉でした。中でも、湯畑のすぐ目の前にある「白旗の湯」は絶対的な存在でした。ところが今回行った万座温泉は、これを上回る感動の湯で、私的な温泉番付でトップに躍り出ました。すでに万座温泉を経験されている方は、「何を今頃(^^;」というかもしれませんが、これを知ったら目から鱗です。ともあれ、今回の旅の紹介の中で万座温泉をご覧戴きましょう。
万座温泉ホテルの湯に掲げられた木標。
草津温泉
【白旗の湯】
草津に行ったことがあるかたはご存知湯畑の目の前にある町営の無料の温泉。草津には無料の共同浴場が18箇所あるようですが、こちらが最も有名でしょう。湯船は二つあり、湯は強酸でやや薄い乳白色。「あ〜」なんて言いながら顔に湯を当てたらもう大変。皮膚にしみるしみる(^^;。相変わらずとろとろで、効き目がありそうな湯です。しかし、今日の湯は熱すぎ!入浴前に桶で
趣のある構えの湯舎。
体にかけた時点で「アチアチチチチ!」。足が膝くらいまでつかると、「痛い!」足は真っ赤になっています。軽い火傷のような痛さです。前回も確かに熱かったのですが、おそらくは44度くらいだったでしょうか。地元の人曰く、今日は46〜47度はあるとのこと。もちろん計ったわけではないので正確ではありませんが、異様ともいえる湯の熱さは、信じがたい高温も信じてしまうほどでした。
とろりとした白濁の湯。ゆで卵の様な匂いがたちこめます。
【地蔵の湯】
次に向かったのは「地蔵の湯」。一田屋旅館の向かいにありますが、ひっそりと佇み、一見それとわかりませんでした。扉を開けようとすると、続きの建物の置くのほうでなにやら大勢の呟く声が。この部屋では時間湯が行われているようで、修行僧のようなひとたちが掛け声と共に湯を浴びているよう。どうやら地蔵の湯は、信仰と湯治が深びついた湯のようです。気になる湯は白旗の湯と同じくらいの熱さ
地蔵の湯の源泉。硫黄で石も底も真っ白に。
で、やはりちょっときびしい。隣にいた老人が、これじゃあ入れないよね…と話しかけてきましたが、確かにお年寄りには厳しいかもしれません。人が湯に合わせるのも結構ですが、もう少し配慮できないものかと感じました。
建物の隣には、ここの源泉があり、これまたなんとも効き目のありそうな湯がこんこんと沸いていました。こういった光景が各所で見られる草津。すさまじい温泉地です。
このあと、「テルメテルメ」で入浴、仮眠をし、万座温泉に移動しました。

万座温泉
【万座温泉ホテル】
万座温泉ホテルに宿泊しました。正面玄関からの写真をおさえませんでしたが、部屋から見える山を仰いだ風景です。中心あたりに白く見えるのは、山肌にある硫黄の岸壁です。
こちらのホテルは、旅行会社のパンフでも普通に紹介していて、特に秘湯というキャッチはかかげていません。なぜか、オーナーの「泉堅」氏(シンガーソングライターらしい)が、夜にトーク&歌謡ショーを行うことを前面に出している観がある。
部屋からの眺望。過酷な自然のなかに佇む宿だ。
「るるぶ」や「まっぷる」などの冊子にあるこのホテルの紹介を見ると、この名物オーナーの写真がスペースの半分を占めている。結果の感想から先に言うと、あまり派出に宣伝しないほうが集客できるように思います。だって、結構いい温泉なんです、ここは。女将さんも感じがなかなかよいのです。だからこそ、自分の名前入りのTシャツやカセットテープを売っているオーナーのワンマンイメージはいかがなものかと…まぁこの話はこれくらいにしましょう。
本題の温泉です。ここのお風呂は褒めたいことがたくさんあります。とにかく泉質が良い。
入った順番は異なりますが、まずは極楽湯から紹介しましょう。ホテルの前に切り立つ山とたゆまなく沸きあがる硫黄の香り。標高1800bということもあって、夜にはきれいな星空が見えます。そして肝心の湯は、とろとろで密度の濃さを感じる乳白色。水面から10aほど下はもう見えないほどの濁り湯です。源泉はかなり熱いようですが、ここでは水で人が入れる温度まで下げているとのこと。ちゃんと標記
展望露天風呂・極楽湯。お湯、景色、開放感ともに良し。
されていました。草津で感じた、良い泉質でも気軽に入れない、人を拒む湯よりは、個人的にはこちらをとります。水を入れてもこのとろとろの湯加減は十分満足に足りるものです。
次に本館とは別棟の日進館にある鉄湯、ラジウム湯。日進館は、今は宿泊には使われていない離れで、建物自体は相当痛んでいる様子。しかし、温泉はこれまた絶品。本館から徒歩5分ほどの場所に
日進館沿いに湯気をたてながら流れる、白濁の温泉の川。
ありますが、途中に見える川が印象的で、湯気をたてながら流れる「温泉の川」です。白濁の流れからは硫黄の香りがプンプンして、この地が温泉の恵みに包まれていることを物語っています。ところで、この鉄湯、ラジウム湯は日ごとに男女入れ替えで、この日は男が鉄湯でした。翌日にラジウム湯にも入っりましたが、いずれもほんのりとろとろ、ほんのり濁った透明な湯でし
日進館から谷を臨む
た。ラジウム湯は日によって真っ青な湯になるそうです。ちなみに、万座温泉ホテルの風呂では、大きな湯船にはずべて風呂に入る階段が付いています。濁り湯だからということもあるのでしょうが、子どもやお年寄りにも優しい心遣いですね。
そして、鉄湯から窓越しにふと外を見ると、川岸の向こうにもう一つ温泉が沸いているではありませんか!。よくみると特に整備されておらず、入浴できる温泉ではないようですが、温泉が
鉄湯。色はほんのり白く濁った透明色。
枯れかけている地方にとっては、なんとも羨ましい光景かと思います。こればかりは運を天に任せるのみでしょうから。
万座温泉を散策若しくはドライブしていると、山々の斜面に緑で覆われた箇所と、硫黄で白く覆われた部分が目にとまります。硫黄で覆われた部分は山肌が荒れて多い尽くされたものですが、この白と緑とのコントラストに生死のはざまというか、刹那な極限の自然を感じます。万座温泉は、「箱根の大
鉄湯から見える川向でも湯が沸きあがっている。
涌谷で温泉に入っている」イメージです。
長寿の湯・苦湯
そしていよいよ目玉の温泉。苦湯。長寿の湯お名付けられた大浴場は、日本の木造の湯舎の中でも最大級の大きさを誇るとか。大きな柱が建ち並び、天井を見るとこれまた大木の梁が組んであります。歴史を感じます。この長寿の湯の中に5つほど湯船があり、そのうちの一番大きい濁り湯がこの苦湯。長寿の湯に一歩足を
長寿の湯・「苦湯」。故福田元総理も湯治に訪れたとか。
踏み入れただけで硫黄の香りが充満しているのですが、この苦湯につかると、体の芯まで硫黄が入り込むよう。にじみ出る汗からも硫黄香が漂うほどです。長寿の湯から扉を隔てた外にも、「姥苦湯」と名付けられた湯船と、「笹湯」があります。いずれも屋根付き露天。源泉名が「姥苦湯」とのことなので、こちらのほうがトロトロの湯かと思いきや、「苦湯」のほうが濃さを感じます。写真でご覧の通りの乳白濁の湯は本当に気持ちがよかった…
苦湯の源泉は「姥苦湯」外に見える露天風呂と同一名。
女将の話によれば、この「苦湯」は故福田元総理も頻繁に湯治に訪れるほど好んでいたようで、いまでも大勢のお年寄りが湯治目当てに来館するそうです。宿泊プランにも格安で長期連泊する「湯治プラン」があるとか。子連れでも楽しめますが、やはり湯で魅せる大人の温泉といったところでしょうか。
話を元に戻しましょう。この「苦湯」の効能は数え切れないほどあるそうで、覚えているだけでも切り傷、あか
湯量豊富なかけ流し。
ぎれ、胃腸炎、高血圧、婦人病、皮膚病、真菌性皮膚炎、リューマチetc…そして子宝にも恵まれる湯だそうです。表題に付した写真(ページ一番上)に収めた趣のある標板にも、湯治と子宝の湯が記されてあります。
翌朝も早朝からこの湯につかりましたが、朝一番の新鮮な熱い湯もなかなかのものです。湯船の中でへりによりかかると、檜にへばりついた硫黄質が、ヌメヌメとした感触で背中にあたります。なんとも
透明度なし。これだけの白濁はそうお目にかかれません。
存在感があること。このぬめりけを好むようだと、もはやマニアックなのでしょうか(^^;。
感動の温泉に惜しみながらも別れを告げ、帰途に着きました。万座温泉ホテルを発ってすぐに、「空吹き」と呼ばれる展望台(といっても泥斜面にしつらえられた急傾斜の階段)に登りました。対面の山肌の硫気孔からは、硫化水素や亜硫酸のガスが勢いよく噴き出しています。でも、これとよく似た光景は「万座温泉ホテル」でた
空吹きのふもとにある看板
くさん見かけました。こんな自然があたりまえの地、万座。この地の大地の底力を感じました。
ところで、この写真の景色。先に紹介しましたが、箱根にある「大涌谷」の光景と似ていませんか?「大涌谷で湯につかっている」という表現は、かなり近い表現ではないでしょうか。標高1800bということもあり、空気も美味しいです。またすぐにでも来たい万座温泉。まだ行ったことのないかたは是非。強烈にお薦めします。とろとろの湯を共感しま
空吹きの展望台から渓谷を望む。荒々しい光景だ。
しょう(^^)。
白糸の滝
碓氷軽井沢ICを目指し、軽井沢付近を南下する途中、白糸の滝に寄りました。気温が30度近くあるなか、この滝にくるとひんやりと涼しさが気持ちよいですね。マイナスイオン?の効果でしょうか。水面に落ちる陽の光もやわらかです。月曜とはいえ観光客が多く、皆思い思いに涼をとっていました。そうそう、この白糸ハイウェイは道が整備されてないわりに、ちゃっかり有料道路なんですよね(通
白糸の滝。涼しげな簾のようです。
り抜け300円)。滝の拝観料といったところでしょうか
(^^;。もちろん、自然の管理や舗装…にも使われているのでしょうが。
ともあれ、今回も山の温泉に魅せられた旅行でした。万座温泉の硫黄の香りに魅せられつつ、次は白骨か、四万か?究極の湯を求めてらぶらぶわいんの嗜好録は続きます…
平日も賑わう白糸の滝。