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嗜好録 
2006.5.20 日帰り  
 東丹沢・七沢温泉 「七沢荘」
神奈川県厚木市七沢1826 電話046−248−0236 日帰り入浴時間8:30〜21:30

七沢温泉といえば、神奈川では名の知れた温泉地。特に、リハビリ療法に温泉を用いることで全国的にも有名かと思います。
わたしにはまだリハビリは必要ありませんが、知ってはいるけど行ったことがない七沢温泉はどんなものなんだろう?というわけで、日帰り入浴に行ってきました。温泉街(といっても数件がかなり離れて点在しているのですが)の中から選んだのは「七沢荘」。理由は、ネットで検索したところ、最もヒットが多かったからです。

現地付近についたものの、道がかなり狭く、道路左が切り立った田んぼであることなどから、超が付くほどの徐行をしていると、とある建物から白い中型犬が飛び出して来て、尻尾を振りながら、ここ掘れワンワンならぬ「こっちだよワン
ワン」をするかのように近寄ってきます。かなり人馴れした可愛い犬だなぁと車をとめると、そこが七沢荘でした。東名高速道路の厚木ICから車で30分くらいのところにあります。

建物外観はかなりくたびれた山荘風。内装も・・・ちょっと表現に困るほどチープです。館内は昔嗅いだことがある「友達の家の臭い」(湿気たようなカビのような生活臭ですね)がしました。従業員の方は歳を召したかたばかりですが、対応は丁寧で好感が持てます。
日帰り入浴で大人一人1,000円です。安いか高いか?結果的には妥当な価格だと思います。

風呂は男性は館内に内風呂があり、一度着替えて3分ほど歩いた館外に露天風呂があります。女性は露天風呂と内風呂が通路でつながっているようで行き来が楽なようです。
脱衣所からいざ露天に出ると、赤い大きな傘が
番傘のようにさしてあります。赤い橋などもかかっており、それらしい風情はあります。大きな岩風呂が三つと寝湯が一つありますが、声を大にして言いたい特徴は湯そのものにあります。まるでリ
ンスをとい たようなしっとりとした(ぬるりとした)湯なのです。これは初体験の湯質ですね。まるで化粧水のよう。体洗い場の湯も(シャワーも)源泉から引いているようで、こちらもぬめぬめ。いつまでもボディソープが体についているのかなぁと錯覚してしまうほどです。

番頭に聞けば、日本の美肌の湯100選にも選ばれ、全国で9位だそうな。9位と言われてもピンときませんが。地下600メートルからの源泉で、どの湯船もかけ流しとのこと。寝湯は「波動の湯」と銘打たれており、曰く、「癒しの波動が出ている」そうです・・・^^;

このほかにも館内では「縄文式気功」や「宇宙パワーボックス」なるカプセル(利用2,000円)があり、なにやらかなり怪しげでもあります。
露天風呂前の待合に利用するテーブル席はかなり廃れており、書くのはやめておこうと思ったけれど、全般に館内・館外の手入れはほとんど行き届いておらず、清潔感はまったくありません。ここが最大の難点ですね。湯は満足できると思うのでもったいないことです。
と、厳しい指摘は置いといて、寝湯で寝そべりながら、ぼんやりと空を眺めてみたり、しっとりぬめぬめの湯を肌にすりこんでみたりと、しばし頭の中をからっぽにして楽しみました。

またきたいかといえば、七沢荘単品としてはちょっと疑問。でも、このあとに紹介する美味しいラーメン屋さんが歩いて3分くらいのところにあるので、こちらとセットで考えたら、来る価値はあるかもしれませんね。

最低限の清潔感を保てば、現在の合宿所のようなイメージから秘湯の佇まいに変貌する可能性はあると思います。
湯はお薦めなので、興味があるかたは是非!



 らーめん ZUNDO-BAR
神奈川県厚木市七沢1964 電話046−250−0123 11:30〜20:00(水曜日定休)

七沢温泉にZUND-BARあり!と誰かが言ったか言わないかは知りませんが、ちょくちょく雑誌でも取り上げられることがあるらーめんZUND-BAR。この店は七沢荘のすぐ裏手、徒歩3分ほどの場所にあります。

着いたのは11:30でしたが、すでに駐車場はほぼ満杯。店の佇まいといえば、これといった大きな看板もなく、黒を基調としたモダンシックな様子。一見喫茶店に見えてしまいます。
入り口前にはメニューが黒板に書かれており、こちらでラーメンのメニューを見て「確かにラーメン屋だ」と確認。いざ店内へ。

やはり黒を基調とした店内は、やや薄暗いものの天井が高く、店内も広く感じ開放感があります。テーブル席が8つほどで、あとは中央にあるカウンター席。テーブルは何れもシンクのようなステンレスの作業台に見えます。ようやく雰囲気になじむと、これは店内のデザインも黒とステンレスで統一されていることに気付きました。

店員さんは若い女性ばかりで、はきはきと元気よく、好感が持てる接客です。注文したのは塩
ラーメンのこってり(750円)と、卵ごはん(250円)。

器はこれまたステンレスのボウルのような形で、ちょっと無機質感がありますね。でも、これも統一されたデザインで店のコンセプトなのでしょう。
早速食べてみると、この塩ラーメンが美味いの何の。程よく油が入った濃厚なだしが効いたスープは、素麺のような超細麺にしっかりと絡んで口中までその濃厚さがしっかり届きます。

具は卵、ホウレンソウ、チャーシュー。卵は半熟の煮卵で、甘いコクがたっぷりと染みこんでいてもう絶品。これまでのトッピング卵の中ではピカイチですね。チャーシュは厚さが7ミリほどあり、脂身も美味。歯切れはスムーズで柔らかいのに、噛むと肉の繊維がしっかりと感じられ、凝縮された肉汁がじゅわっと出てきます。炭火焼したアロマも最高。

一方の卵ごはんもなかなかの美味しさ。生卵がかかったご飯かと思いきや、おそらくラーメントッピングのものと見受けられる卵が、白身と黄身が細かくクラッシュされてご飯の上にのっています。甘いコクが染みこんだ卵とご飯のコラボレー
ションは、当然の如く最高。ご飯物のメニューは、ほかにも肉ごはんなどがあり、こちらにもそそられます。
ビール(運転があるのでもちろんノンアルコール)を飲んで、あぁ美味しかったと会計を済ませると、目の前に「ソフトクリーム250円!マダガスカル産バニラビーンズ使用」の文字が。ラーメンであれだけ美味しいのだから、こちらも期待できそうだと、本来ならもう何も入らない満腹感に反して1つ注文。ワッフルコーンに注がれたソフトクリームは、見た目小ぶりながら重さはズシリ。コーンの一番下まで美味しいバニラアイスが詰まっていました。これをこぼさないために、軟弱なコーンでなく、硬く厚いワッフルコーンだったんですね。納得。

また来たいラーメン屋として覚えておきたいお
店です。次回は、メニューにあった醤油ラーメンこってりや、柚子塩ラーメンなどにも挑戦したいですね。

PS. 紹介したZUND-BARは、大和市高座渋谷にある中村屋の店長の実兄が手がける店。名前の由来は、「寸胴」だそうです^^